一人で生きる覚悟 今は一人が心地いい

マイライフ

もうすぐ、離婚をして10年が経ちます。本当に時が流れるのは早いなぁ、と思います。ある日突然告げられた離婚宣言が、ついこの間のようにも感じます。

けれど、あんなに苦しく辛かった離婚が、今は「離婚して正解だった」と思えるのは、それだけの時間が経ったと言う事なのかも知れません。

スポンサーリンク

「女として無価値である」事を思い知らされた婚活

離婚から立ち直った後の数年間、私は一緒に生きるパートナーが欲しくて婚活をしていました。

あの頃の私は、「残りの人生を一人で過ごすなんて考えられない」と思っていました。けれど、婚活は上手くはいかず、ただただ「女として無価値」である事を思い知らされるだけでした。

婚活をしていたのは4年くらいだった気がしますが、最後の1年間は、ほぼ、国際ロマンス詐欺師をおちょくってストレスを発散するという違う方向に行ってしまっていました。

そして、悟ったのは「まともな男性は私を選ばない」と言う事でした。

辛い思いをしながら婚活を続けたって、そこに幸せはない。それなら、そんな事はスッパリやめよう、と思いました。

誰かと一緒に暮らす?多分無理、な私

今は、「誰かと一緒に生活するなんて考えられない」と言うくらい、一人が快適です。

何をするにも自分の都合です。他人の都合に合わせて自分のスケジュールを変えたり、我慢する必要もありません。

何時まで仕事をしていても、夕食が納豆ご飯でも、文句を言う人はいません。

両親が亡くなった今は、帰省する実家もなくなり、寂しいと感じることも、パートナーや子供がいる人を羨ましく感じることもあります。

それでも、やっぱり私は一人の方が向いている気がします。

特に、このコロナ禍では「一人でよかった」と思います。

もちろん、自分が感染して自宅療養になれば一人で何とかしなければならないので不安はありますが、家族が感染して心配したり世話をする方がずっと大変だと思います。

家では一人なので、感染対策のストレスもそれほど多くはありません。

「今も、離婚せずに元夫と暮らしていたら……」とか、「もしあの人と上手くいって再婚していたら……」なんて、考えただけでゾッとします。

精神的にも経済的にも、恐ろしく負担になっていたと思います。

自由の代償

私はもう、誰かの人生に責任を持ちたくないし、誰かの生活を支える気にもなりません。

その代償が、孤独なのかも知れません。何かあっても自分でどうにかしなければなりません。

時々、この先の人生を考えると、ものすごく怖くなることもあります。何かあっても頼る人もいないし、行政もアテにならない、どうすればいいのだろう?と。

それでも、何とか前向きに出来る事をしっかりとやって生きるしかありません。それが「ひとり自由に生きる」ことの代償です。

私の老後は、明るいものとは思えないし、きっとギリギリの生活だろうなぁ、と思います。

働ける間は働いて、年金と預金だけで何とかなりそうな年齢になったら、2、3年のんびり暮らして、出来るだけ人様に迷惑をかけずにこの世を去る事ができたらいいな、と。

私は80歳ちょっとが寿命だと思っていますが、予想外に長生きしてしまったら、それはそれで困る気もします。

きっと最後は孤独死。腐る前に発見されるように考えなくては、と思っています。

そんな老後を過ごすとしても、それでも、私は「辛いことも沢山あったけど、結構楽しい人生だった」と思える気がします。

スポンサーリンク

Posted by Hana