「推し活」ブーム、「推し」がいない私って変なの？
私の友人たちは皆「推し」がいて、「推し活」に勤しんでいます。
その殆どは日本や韓国の男性アイドルや俳優と言った感じです。SNSをフォローしたり、動画を見たり、ドラマを見たり、みんな楽しそうで、「推し」がいると人生楽しくなるのだなぁ、と思います。
「推し」がいる前提にモヤっとする
そんな彼女たちに、「あなたの推しは誰」と聞かれますが、私には「推し」がいません。
「誰かいいと思う俳優さんとかいないの？」とも聞かれますが、「うーん」となります。「推し活」をしようと思うほどの「人」が私には思いつかないのです。
そもそも、男性にときめくこともなく、ましてや「きゅん」とすることなど皆無です。
「推しがいない」私は、「推し」がいる彼女たちには「変」に映るようで、「どうして？いいなって思う人くらいいるでしょ？」と言われます。
思い起こせば、10代の頃から「アイドル」に夢中になったことがありません。その頃は、少女漫画が好きで、『ベルバラ』のオスカル様に夢中だったくらいでしょうか？
今でも、ジョージ・クルーニーやトム・クルーズ、キアヌ・リーブスあたりは「かっこいいなぁ」と思いますが、「推し」とまではいきません。
「心ときめく」対象がいたら、きっと今と違う毎日になる気がします。推し活している友人たちは「A君の笑顔を見ると今日も頑張ろうっと思えるの」「仕事で疲れていても、B君の動画を見ると癒される」と、幸せそうです。
日々、殺伐とした私とは大違いです。
どうしても「推し」レベルに達しない
そう言えば、ある韓国ドラマの登場人物に「きゅん」となったことがありますが、私の場合、それがその役を演じていた俳優さんを「推す」ところまで行きません。
なぜかと言うと、私が「きゅん」としてしまったのは、そのドラマの役柄に対してだから。それを演じていた俳優さんが誰かを調べ、「あー、あの大物俳優さんだったのね」と思っておしまいです。
きっと、そこからその俳優さんの出ているドラマを見たりし始めたりしたら「推し」につながるのかも知れませんが、そこまで興味を持つことができません。
日常の会話の中で「好きな俳優さんは？」とか「好きな歌手は？」と聞かれた時も答えに困ってしまいます。
だって、特にいないから。
私は、そんなにも「人間」（特に男性）に夢中になれる事が、ちょっと羨ましくも感じます。人間観察は好きですが、「推し」になるほどの興味や愛情が抱けません。
二度の離婚をし、婚活で嫌な思いをし、人間の「オス」をすっかり信用できなくなった事も影響しているかもしれません。
仕事など一定以上の距離を保った関係なら良いのですが、それ以上距離を縮めるのは気持ち悪くすら感じます。
果たして、そんな私に人生を潤す「推し」ができる日は来るのでしょうか？