一人4万円減税　私レベルの低所得にはほとんど効果なし

2023年11月5日雑感

一人4万円の減税を来年6月のボーナスのタイミングでするそうです。

いや、ボーナスなんてないんだけど。

どんだけ頭の中お花が咲き乱れてるの？と、怒りを通り越して笑いすら込み上げます。

そもそもクソみたいなケチケチ減税なのに、来年のボーナスのタイミングとは、「増税クソメガネ」氏は、世の労働者全てがボーナスをもらえると思っているのでしょうか？

今時、何十万や何百万のボーナスが支給されるのは大企業と、一部の業績が良い企業だけでしょう。

日本の企業の9割は中小企業で、このご時世、ボーナスが支給されない企業も多く、寸志程度でも貰えたらラッキーです。

低所得納税世帯と非課税世帯

私のようなワーキングプア層は、減税されたところでほとんど恩恵を受けられない人も少なくない気がします。減税するなら住民税の方をもっと引いてくれた方が助かります。

なぜなら、所得税よりも住民税の負担の方が大きく、私の場合は4万円満額の減税は受けられないから。

均等割しか納税していない場合は、住民税1万円の減税も満額受けられません。支払っていない税金をそれ以上減額できないのは当たり前で、それは納得できます。

4万円の減税だけするなら、「払った以上には減らせない」ので公平でしょう。

けれど、不公平なのは所得税も住民税も納税していないのに7万円もらえる非課税世帯です。

「病気や介護などで働けない・収入が減った」という理由で非課税になっている世帯に支給するなら分かりますが、悠々自適に暮らしている資産持ちの高齢者にばら撒くのは、やっぱり納得できません。

コロナ以降、もう何度も給付を受けているのに、また？と。

ただただ、不公平感しか感じません。選挙のためのばら撒きなのが見え見えです。

しょぼい減税よりも、食料品の消費税を非課税にしてくれた方が、ずっと良いですし助かります。何より公平です。

国民は4万、自分は46万の「面の皮の厚さ」

物価高と増税で実質賃金は下がり続けているし、そもそも賃金が上がっていない労働者も多くいます。

なのに「民間の給料が上がっているから」特別国家公務員の給料も上げると言う理由で増税クソメガネ自身や大臣の給料も上げちゃおうとしています。民間の給料、上がったのは大企業と一部の業績が良い企業だけでしょ？日本の９割は中小企業で、その中で十分に給料が上がったのはどれほどでしょうか？非正規雇用者は？実質賃金は下がり続けてるのわかってます？と言いたくなります。

政治家は贅沢な生活をするのに十分な給与をもらっているのに、給料を上げるみたいですし、どんだけ面の皮が厚いんだ、と思います。

どう考えても公平とは思えないケチな減税・ばら撒きしかしないのに、自分たちの給与は「スピード感をもって」上げるつもりの面の皮の厚さ。増税クソメガネ氏の給与は年間46万円アップするそうです。

国民は4万円減税なのに？（しかも来年の6月）正気？と言いたくなります。全く恩恵を受けられない納税者層もいるんですけど。

「上限」を念頭に置いた「所得制限なし」は考えられても、その対象から外れる「下限」は考えず、切り捨ててしまえる政府の思考回路が恐ろしいです。

ネットで某氏が「首相の給与アップに不満を言っているバカ」なんて言っていましたが、あれがお金持ちの思考回路なのでしょうね。

「トップである俺の給料を上げて何の文句があるんだ。減税してやるって言ってるだろうが。下々のものは黙ってろ」って。