更年期のユウウツ キラキラ系婦人科に撃沈

シングルのユウウツ

私の更年期は、おそらく2度目の離婚をした頃から始まっていたように思います。なので、45歳前後でしょうか?子供を産んでいない私には妥当な年齢な気がします。

その頃、手のひらが火照るようになって「どうして手のひらだけ暑いんだろう?」と保冷剤を握りしめたりしていた記憶があります。

思えば、それが更年期への入口だったのかもしれません。

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更年期でやってきた肌の乾燥問題

明らかに更年期だと自覚したのは50歳になった頃で、丁度、毎月の面倒なものが来なくなった頃です。

私は「面倒なものが無くなるならラッキー!」と思っていました。世の中には「もう女じゃなくなった」と落ち込む人もいるようですが、私の場合は「閉経したって女は女。男になれるわけじゃないし」なんて思っていました。いっそ、閉経したらおじさんになれたらいいのに、とすら思ったりして……。

体調に変化が出てきたのも50歳あたりで、私の場合は肌の乾燥です。面倒なものがなくなったのは嬉しいのですが、肌が乾燥し痒みまで出てくると、結構大変です。

もちろん、デリケートゾーンも乾燥するのか、痒みが出てしまいました。

それがなかなか治らず、痒くなる一方なので、婦人科に行くことにしました。この場合は皮膚科ではなく、婦人科のほうが妥当です。

これまで子宮がん検診などは受けていましたが、健康診断を専門でやっている病院に行っていたので、かかりつけの婦人科はありません。

友達が行っている婦人科が女医さんでおすすめだというので、そこに行ってみることにしました。

来るとこ間違えた?キラキラな婦人科

そこに入った途端に、私はぎょっとしました。

なぜって、病院とは思えないキラキラっぷりだったからです。

内装はキラキラやピンク色満載、受付スタッフの制服は、まるでデパートの受付嬢のようで、ツバのついた帽子まで被っています。

来るところを間違えた?

と思いました。

躊躇しながら受付を済ませ、落ち着かない気分で院内を見回しましたが、やっぱり病院とは思えない雰囲気です。もしかすると、この病院と思えない雰囲気が売りなのかもしれません。

そしてそこは、患者さんを名前ではなく番号で呼び出す仕組みでした。順番になると、「○番の患者さん、診察室へどうぞ」とアナウンスされますが、どこが診察室なのか初診の私にはさっぱりわかりません。診察室の方向を示すサインもないので、自分の番号が呼ばれた時、若干迷いました。

それまで出入りしている人たちがいた方向に行くと、診察室への通路があったのでその先のドアを開けるとアタリでした。(ああ、よかった)

友達は良い先生だと言っていましたが、私にはイマイチでした。

忙しいからなのか、体の不調を相談するという雰囲気ではなかったし、ろくに私の話も聞かずに「じゃ、内診するから」と。

内診室は、やっぱりピンクのカーテン。オーガンジーっぽい素材で、程よく隠れ、医師の様子がわかるのは良かったのですが、内診が結構乱暴で、ものすごく痛かったです。

長らく使用していないので痛いだけ?

と思いましたが、人生で初めて婦人科の内診を痛いと感じました。

20代から30代にかけてバレエをやっていた私は、レオタードの時に気になるのでアンダーヘアを自己処理していて、ずっとその習慣が続いていました。

それを見た医師は「触りすぎ!こんなことしなくても、気になるほど生えてくる歳じゃないでしょ?」と

何だかトゲのある言い方に、ちょっともやっとしてしまいました。忙しくてピリピリしていたのかもしれませんし、アンダーヘアの処理に否定的な先生だったのかもしれませんが、「自己処理する時はほどほどにしてくださいねー」でいいじゃない、と。

そもそも、痒みのあるゾーンは処理してないし。

生えてくる歳じゃないって、何?(この歳でもしつこく生えるんですけどー)

その後、ホルモン値をチェックするための採血もしましたが、看護師さんはなんだか不機嫌な感じで「私、何か失礼な事しました?」と思うほどでした。(何もしてないんだけどなぁ)

「あなたみたいな人」ってどう言う意味よ?

そして10日後くらいに結果を聞きに行ったところ、「ハイ、年相応に更年期。来ないのは閉経だね」と。

そして「そうですか。面倒なものが無くなったのはラッキーなんですけど……」と、その他の不調を述べようとした私を遮って、「ああ、あなたみたいにラッキーだっていう人が大丈夫だから!」と言われてしまいました。

もう、はい終了!という感じです。

いや、それより「あなたみたいな人」って何?

ここで、「えぇっ?!私、もう女じゃなくなっちゃうんですか?」と悲壮な顔をすれば違ったのでしょうか?

診察室を後にしながら、私は「やっぱり来る病院間違ったな……」と思いました。

キラキラしたその婦人科は、「女の価値は若さ」と言う人たちをターゲットにしていたのかもしれません。

待合室には、ピルを求める若いお嬢さんや(ピルの処方で有名だったようです)、更年期で悩んでいると思われる美魔女系の人たちばかりでした。

そう言えば、ここをすすめてくれた友達も、美容に熱心な美魔女寄り。

もう二度とこの婦人科には来ないな……、と支払いを済ませてその病院を後にしました。

病院や医師もやっぱり相性が大事

デリケートな事情で行く婦人科は、やっぱり医師との相性は大事だと思います。「毎月の面倒なものが無くなってラッキー!」と言っても、体の不調をちゃんと聞いてくれる医師が良いなぁ、と私は思います。

婦人科はできれば女医さんの方がいいけれど、ちゃんと話を聞いてくれて、美魔女を目指していなくても見下さない先生なら、男性の先生でもいいな、と思います。

あれから、健康診断を除いて、婦人科へは行っていません。更年期の影響なのか肌荒れが辛いのですが、婦人科へ行くのはなかなか躊躇してしまいます。行ってみないと医師との相性はわからないし、婦人科はどこも混んでいて待ち時間も長いです。1時間くらいは普通に待たされるので、なかなか重い腰が上がりません。

かかりつけの内科のお医者さんに、お勧めの婦人科を聞いてみようかなぁ……。

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Posted by Hana