賃貸トラブル 貸主からの一方的な「契約の見直し」通達に震え上がる

シングルのユウウツ

今、私が住んでいる物件では、入居者全員(多分)が戦々恐々としています。その理由は、先日『最近入居された方は別として、長く入居されている方は保証人に不都合が生じている場合もあるので、契約の見直しを行います』と掲示板に張り紙がされていたからです。
おそらく、家賃滞納で未納のままで逃げちゃった人がいるのでしょう。私の入居している貸主の管理会社は「自分に不利」なことには敏感です。私は家賃保証会社と契約しているので「まあ、大丈夫だろう」と思っていましたが、やられました😱

スポンサーリンク

これって「ブラック貸主」じゃないの?

先日、仕事終えて部屋に戻ると、ドアポストに何かが突っ込まれていました。裸のまんま紙束が丸まって突っ込まれていたので、広告か何かだと思ったら、なんと「新しい契約書」でした。

なんじゃこりゃ?です。🙄

雨だったので、若干よれっとしたその紙束を開くと、貸主の署名捺印した契約書が2通と入居中なのになぜか「入居申込書」。そして、私が契約している家賃保証会社Aとは別のB社の「入居申込書兼保証委託申込書」と「賃貸借保証委託書兼賃貸借保証契約書」でした。

書類に対する説明は何もありません。

その書類を見てみると、さらに

なんじゃこりゃあーーーー!!!😱(松田優作風に)

と叫びたくなるような、ツッコミどころ満載の書類でした。

もう随分前に資格の更新をするのをやめてしまいましたが、これでも一応、元FPです。
不動産は苦手でしたが、ちょっとは勉強していました。

どう考えたって、これは変じゃないの?🙄と思います。

入居中なのに「入居審査」の謎

すでに入居中なのに、入居申込書。そこには、入居者と連帯保証人の印鑑証明、住民票、所得証明書を提出せよと記載されています。更に、保証人は「一定の収入があり、持ち家で近県在住の連絡が取れる人」となっています。

私はこの物件入居するときに、印鑑証明と住民票は提出しましたが、所得証明は求められていません。今までに10回以上引っ越しをしていますが、入居申し込みで所得証明として源泉徴収票の提出を求められたのは2度だけです。
URと分譲賃貸のラ◯オンズ系の物件に申し込んだ時で、今の家賃よりもはるかに高い物件です。

今更、所得証明って……😰と困惑するしかありません。

連帯保証人が立てられないから保証会社と契約しているのだけど。今更言われても、ただの連帯保証人も「持ち家で近県在住」の連帯保証人も立てられません。

その申込書から読み取れるのは「入居審査をし直して、危なそうなやつは退去だ」と言うことです。

私は、家賃を支払い続けるだけの支払い能力はありますが、所得証明など出したら即審査に落ちるのが目に見えています。連帯保証人も立てることはできません。
絶望的なこの状況で、退去されられるかも、と思うと夜も眠れなくなってしまいます😣

私が契約した頃よりも、ハードルを上げての「契約の見直し」は「何があっても家賃を取り損ねてはならぬ!」という貸主必死さが滲み出ています。
リスクは抑えたいと言う貸主の気持ちは理解できますが、入居者の中には、この古い物件が出来た当初から入居していて、滞納することなく家賃を払い続けてきた人もいます。それを十把一絡げに「入居審査」なんて、入居者を全く信用していない印象です。

そもそも、入居中で契約更新時期でもないのに、一方的な「入居審査」や「契約の見直し」をすることが正当なことなのでしょうか?

一方的に配布された新しい契約書は、私が契約した頃と内容は変わっていませんが、礼金の欄は、私が契約時に支払った金額の半分の金額しか記載されていません。

勝手に契約内容を変えた契約書など、ありえません。
ずっと昔、「担当者が変わったから契約内容が変わるのは当たり前だ」と理不尽な要求をして、契約書を反故にしたクライアントを思い出さずに入られません。

双方の同意がないのに、契約内容の変更はできないはずです。賃貸契約書だって同じではないのでしょうか?
更新時に契約内容の変更があって「更新するか否か」ならまだ理解できますが、現在の契約書での契約期間はあと1年あります。

更に、ペットの飼育は禁止する旨が契約書には記載されていますが、小型犬を飼っている人は少なくありません。エレベータ内の粗相や、臭いがひどいので、「ペット禁止の物件なのでは?」と管理会社に言ったところ「禁止すると入居する人が減るから」と意味不明な返答。
なのに、「新しい契約書」も「ペットの飼育は禁止」と記載されています。

もう、どうなってるんだか😭
としか言えません。

家賃保証会社の契約書の謎

言っていることとやっていることが違う契約書よりも、更に意味不明なのは「家賃保証会社」の書類です。
家賃保証会社と契約するときは、まず「入居申込書兼保証委託申込書」で申し込みをして審査が行われます。その審査に通ると「賃貸借保証委託書兼賃貸借保証契約書」と言う契約書を書いて契約となるのが普通です。

けれど、ポストに突っ込まれていたのは、その両方です。
そして、恐ろしいのはその契約書です。貸主の情報と賃料については記入済みになっていましたが、入居者が契約する保証プランや支払う保証委託料については何も記載されていないのです。

そんなものに、署名捺印するなんて、金額が書かれていない借用書に署名捺印するのと同じです😱

そもそも、審査も通っていないのに、なぜ契約書に記入せねばならぬ、です。それに、私は既に別の保証会社と契約し、保証委託料を支払っています。

重要事項説明義務違反を疑う

そもそも、契約書をポストに突っ込まれても、契約に関する「重要事項の説明」も受けていないのに、署名捺印などできません。
「重要事項の説明」は「契約前」に行われるもので、その契約を締結するかしないかを判断する為のもので、必ず行わなければなりません。「契約内容の見直し」でも「契約を締結」するのだから必要なのでは?と思います。
所有者と貸主が同じ場合は必要ありませんが、この物件、所有者と貸主の名前は同じではないので、それには該当しないかと。(法務局に行って登記簿を調べればハッキリすることですが手数料かかるしなぁ)

「35条書面」はどこ行った?🙄
とツッコミたくなる瞬間です。

重要事項の説明は宅地建物取引士がその証明書を提示した上で説明しなければなりません。これらは宅地建物取引業法35条に記載されてます。業界用語では「35条書面」と言われていたりします。
「賃貸借保証委託書兼賃貸借保証契約書」に金額が記載されていない地点でアウトですし、賃貸契約書にも署名捺印するならばこのそれに対する「重要事項の説明」も必要なのでは?と思います。(このケースはいらないのかしら?)

必要なケースだと、これって立派に重要事項説明義務違反じゃないの?と言いたくなります。

入居者が素人だと思って、舐めているとしか思えません。

素人の私は、貸主と対決(?)するために、無料弁護士相談と賃貸契約に関する相談窓口、そして不動産会社をやっている知人に、この契約内容につて問い合わせています。もしも、この「契約の見直し」が正当ならば、諦めて署名捺印するか引っ越し先を探すかですが、明らかにおかしいならば、どう対処したものかと悩みます。

この貸主に重要事項の説明義務があるならば、「重要事項説明義務違反で行政処分になりますよ」と詰め寄るパターンもありですが、ここに住み続けるならば、それを直接言うのはあまり賢明ではない気もします。
転居するつもりで一人で詰め寄るか、それとも入居者みんなで結託するか……。

なんだか、あまりにも酷すぎて、笑いがこみ上げてきますが、正直なところ、良い物件が見つかれば引っ越したい気分です。こんなブラックな貸主はまた何をやるかわからないので安心できません😓

大事な契約書をドアポストに封筒にも入れず、丸めて突っ込んであった、その地点で「?」です。

この際
そんなもの受け取っていないから知らない
と、シラを切るのもありかもです😅 大事な書類は手渡しか、書留郵便で送りましょう、ってことで。

スポンサーリンク

2019年12月16日困った人たち,賃貸契約

Posted by Hana