白髪?グレイヘア? 「現役のうちは染めるべき」という価値観

ファッション・美容と健康

カラートリートメントで染めていた髪色が、だんだんと抜けてきて、白髪の割合が増えてきた私。個人的にはいい具合にグレーで気に入っているのですが、相変わらず周りはうるさいです。

先日、勤務先の男性(多分同世代)に、いきなり「僕は髪染めてるよ。ほら」と言われました。だから何?と思ったのですが「なんで染めないの?染めなよ」という言葉が隠れているように感じました。「そうなんですか〜、私はアレルギーが出ちゃって染められなくて」と言うと「僕は染めてるよ」と。
だから何なのだ?!と思いましたが、言動がいつも不思議な人なので、「へ〜」と言ってスルーしてしまいました。

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グレイヘア 白髪は白髪

通勤時間帯の、電車内をよくよく見てみると、白髪の人などほぼ見当たりません。同世代位以上の人も根元の白髪すらない状態です。「グレイヘアが流行、なんて言っている記事もあるけど、どこが?」と言うくらい白髪がある人はいません。
よくよく考えてみると、私の周りで白髪を染めていないのは、70代以降の方ばかりです。同世代から一回り上の方々は、きっちり白髪染めをしています。
「働いているうちは染める」と言う人が多いようで、「外で働いているのに白髪を染めないなんて恥ずかしくてできない」のだそうです。先日も、白髪を忌み嫌う人に「お願いだから染めて」と言われましたが、他人の満足のために染める気はありません。

なぜあなたの満足のために、薬剤にかぶれてまで染めねばならぬ?と思います。

白髪を「グレイヘア」と言うのも、何となく「白髪隠し」と感じてしまいます。「白髪」と言う言葉を使いたくないから、かっこよく「グレイヘア」と言うのかな?と。確かに、英語では白髪のことを"Gray hair"と言うので、間違いではありませんが、あえて日本語の「白髪」ではなく英語にすることで「かっこいい響き」にしようとしたのかな?と思います。

「素敵なグレイヘア」と言う言葉を時々ネットで見かけますが、どうして「素敵な白髪」じゃダメなんだろう、と思います。それだけ、女性にとって「白髪」と言う言葉は「老化のシンボル」として忌み嫌われる言葉なのかもしれません。

プラチナブロンドのような真っ白な髪、いいと思うんだけどなぁ。
自分に似合う明るい色の服を着て、大きめのピアスやイヤリング。黒髪よりも迫力があるし、かっこいい……、と思うのは私だけ?🙄

薬剤にかぶれるから、と言う理由でも、あっさりと「白髪染めをやめる」選択をするのは少数派だと思います。たとえ薬剤にかぶれても、染める方法を探したり、かぶれても染め続ける人が多いのかもしれません。白髪隠しスプレーを毎日使っている人もいるのかも知れません。
涙ぐましい努力だと思いますが、なぜそこまでして白髪を隠さなければいけないのか?と思います。

自由に生きる

私はバツ2のシングル、非正規雇用、そして子供もいません。世間の「お手本」からは大きく外れた人生だと思います。どうせマイノリティなら、マイノリティを極めようと言う気にすらなってきました。
少数派の「白髪を染めない」選択も、自分らしくていいかも、と。

「あの人は変わっているから」

その一言で片付けられるのなら、楽ですし、「言いたい奴には言わせておけ」とも思います。

どう抵抗したって、人間、歳をとっていきます。いくら嫌だと言っても老化はします。
それに抵抗し続けていきたいと思う人はそうすればいいし、老化を受け入れて、それを楽しんで生きるのもアリだと私は思います。
私は、周りの人が何と言おうと「歳をとる自分を楽しんで」生きようと思っています。

私の生きたい人生を自由に生きる。それが、夫も子供もいない私の「特権」だとも思います。

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Posted by Hana