白髪は「みっともない」のか? グレイヘアと「世間の目」

ファッション・美容と健康

グレイヘアという言葉をよく見かけるようになった今日この頃。最近は白髪を染めずに「ありのままの自分」を選択する女性が増えているそうです。
女性有名人たちのグレイヘアはとても美しく、「染めない選択もあり」と思います。けれど、「よくお手入れされて、おしゃれな彼女たちだからこそ、美しいグレイヘアなのだ」とか「一般人がやったら、"グレイヘア"じゃなくてただのみすぼらしい"白髪"だ」言う声を聞くたびに、何となく白髪染めをやめるのを躊躇していました。

最近、私は白髪染めやカラートリートメントなどを使うとかゆみが出るようになり、「かゆみを我慢して染めるか、それともグレイヘアにするか」と考えた結果、白髪染めの放棄を決めました。

白髪染めをやめる理由は人それぞれだと思いますが、「グレイヘア」を選択する時に一番の壁となるのは「周囲の言葉」ではないかと感じます。

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白髪はみっともない、という周りの言葉

硬い髪質で、若い頃から白髪はありましたが、40代半ばからずいぶん増えたように思います。今は白髪染めができないので「グレイヘア」となっていますが、そうなって感じるのは「周りがうるさい」です。
他人の頭に白髪があると言うだけで「どうしたの?すごい白髪だよ!」「みっともないよ。なぜ染めないの?」と大騒ぎするのです。まるで犯罪でも犯したかのように「染めなきゃダメ!」と言います。

私は、自分の白髪を「みっともない」とも「大変な事」だとも思いません。

ある時、誰かが「白髪の人を見ると、お願いだから染めてよ!って思うわ」と言った事があって、びっくりしました。「一体、その人の白髪があなたにどんな迷惑をかけたのか?」と思いました。
彼女いわく「女を捨てているみたいで不愉快」なのだそうです。

人の価値観はそれぞれですが、白髪染めは他人に押し付けるものではない、と思います。

女の価値と白髪の関係

同世代の男性が白髪染めをせず「グレイヘア」でいても何も言われません。むしろ「渋い」だの「ロマンスグレー」だの肯定的な言葉がほとんどです。

けれど、女性の白髪に対しては、男性も女性も「白髪なんて老けてる」と、たった1本の白髪すら忌み嫌う人が少なくありません。
やはり、女性の価値は「若さ」だからでしょうか?

あまりに周囲が「白髪染めなよ!」と言うと、かゆみを我慢して染めようかと思いますが、最近は「ここで負けてはならぬ」と思います。
かゆみを我慢してカラートリートメントをすると、塗った数分後には痒くなり、頭皮と生え際が真っ赤になります。そして痒みが数日続くので大変です。そこまでして「なぜ、周囲の満足のために白髪を染めねばならぬ」と思うのです。

他人の白髪にうるさい人たちは、「アレルギーで染められないから」と言っても、「美容院に行けば何とかしてくれるよ」とか「違うものを試したら?」と、染めることを強く勧めます。
彼女たちは、そこまでしても白髪を染めたいのだと思いますが、私はそうは思いません。

このまま、周囲の言葉をじっとやり過ごして「あの白髪の人」と諦めてくれるのを待つしかありません。

白髪のケアは椿オイルで

私の髪は「グレイヘア」というおしゃれな響きのものではなく、ただの「白髪」かもしれませんが、だらしない印象にならないように気をつけています。
カラートリートメントで染めていたので、幸いにも「プリン」状態になることはなく、シャンプーすることで徐々に色が抜けていきました。

「素敵なグレイヘア」は美しいツヤがあってこそで、よくお手入れしていないと、ただの「老けたオバさん」になってしまいます。マメに美容院に通ってお手入れできれば文句はないと思いますが、私は美容院が嫌いな上にそんな経済力もありません。自宅でケアするにも予算は限られています。

本当は、ちょっとおしゃれなベリーショートにしたいところですが、今はきっちりとしたまとめ髪にしています。
硬い髪質でくせ毛の私は、そうしていないと「ボサボサ髪」にしか見えません。
スタイリング剤もあまりつけたくはないのですが、無しではアホ毛が好き勝手な方向に飛び出すので、きっちりとスタイリング剤でおさえています。地肌にまではつかないのでかゆみが出ないのが救い……。

通常のお手入れは、普通のシャンプーとトリートメント、そして乾燥対策の椿オイルです。ツヤも出て良いです。そして何より安いです!(私にはここが重要😅)
髪を乾かすときは、しっかりタオルドライしてドライヤーを高温で髪に当てないようにしています。
あとは、白髪に映えるヘアアクセサリーが見つかれば良いなぁ、と思います。

「白髪を染めない」のもその人の選択

周囲の人たちが言う通り、確かに、「グレイヘア」は老けて見えるかもしれません。けれど、歳をとるのは事実で逃れることはできません。
「若くありたい」と一生白髪染めをするのもその人の選択で、「年齢を重ねて行く自分を受け入れて」白髪染めをしないこともその人の選択です。老いていく自分を受け入れて、白髪の自分を楽しみながら「新しい白髪の自分」に似合うものを探すのも、一つの楽しみではないかと思います。

「老いていく自分」に抗い続けて生きるのも人生、「老いていく自分」を受け入れて生きるのも人生で、どちらが「正しい」のか正解などありません。
そして、白髪を染めるかどうかで「女性としての価値」を決めるなどナンセンスです。

「その白髪どうにかしなよ」と言われるたびに、「白髪染めをやめる」と言う決意が揺るぎますが、ここはぐっと我慢です。ここを乗り切って「素敵な白髪」を目指そうと思います✨

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Posted by Hana