画像無断使用 デジタル庁の石倉氏 意識が低すぎる問題

その時私は30代だった

デジタル庁事務方トップの石倉氏が、画像無断転用していたそうです。

もう、ずっこける以外の何ものでもない気がします。

素人じゃないんだからさぁ、と言いたくなりますが、石倉氏は立派な経歴はあるものの、デジタルに関しては素人。

いつか「だから素人は……」という事件が起きると思っていましたが、いきなりやらかしちゃったね、と思います。

まあ、今回のことはデジタル以前に、『著作権』というものを知っている?ってレベルですが。

きっと『2段階認証』と『二要素認証』の違いもわからないんだろうなぁ。

もっと若くて、基本的なITの知識や法律の知識のある人、いくらでもいるでしょ?なんで、著作権もITも分からない素人を任命したわけ?と疑問です。

そのうちに、危ないメールをクリックしてデジタル庁内にコロナじゃない方のウイルスをばら撒きそうな予感すらします。

同じような事が、20年くらい前に勤務先で起こったことがありましたっけ……。

当時、セキュリティソフトの開発をしている会社にいましたが、そこの社長がIT素人で、ウイルス付きメールをクリックして、社内に当時ネットを震撼させていたウイルス「Nimda」をばら撒いたことがありました。(なんだか懐かしい……)

Nimdaについて知りたい方はこちらのサイトがわかりやすいです。

以下、久しぶりに『30代の私』が書いていた当時の記事です。

ウイルス注意報 from 社長 by 30代の私

私は、何年かIT関連企業に契約社員として勤務していた。

ある日、出社すると社内があわただしい雰囲気だった。
『何かあったのかなぁ?』
と思いながら上着を脱いで、PCを立ち上げようとしたら

「うわああああ!ダメッ!LANケーブル抜いてから立ち上げて!」

とネットワーク管理者のムラタくんが血相を変えて飛んできた。

「え?え?な、何?何かあるの?」
「サーバにNimdaっぽいのがいる…」

そう、あのNimdaが猛威を振るっていた頃、会社のサーバはNimdaに感染したのだった。
(ちなみに私のサーバもコレに破壊されたのだが……)

「え〜〜〜!なんで!ウイルス対策してなかったの?!」
私は会社がサーバ側できっちりウイルス対策をしているものと思っていた。
ムラタくんによると
「社長に何回か言ってるのにケチってウイルス対策ソフトの導入をさせてくれない」
らしい。

いいのか?!IT企業なのに!
しかもセキュリティソフトなんか売っちゃってるじゃないか!

もう、会社中大騒ぎである。
調査の結果、感染源は、どうやら社長らしいというのが分かった。
メールにくっついてきた添付ファイルを、「なんだろう?」とクリックしてしまったらしい。

社長曰く「いやあ、ウイルスかな〜、と思ったんだけどね。つい」

……ならクリックするなよ!

「こんな事があったのだから、ウイルス対策OKでるよねー」
と言っていたのだが、それ以降もウイルス対策ソフトが導入される気配はなかった。
さすがに、危険を感じ、各自が手持ちのセキュリティソフトを自分のマシンにインストールする有様。

ある朝に、出社してメールをチェックしていると
『ウイルス注意報』という件名のメールが来ている。
送り主は社長である。
『こんなウイルスが流行っているようなのでみなさん注意してください』
という内容だった。
ハッキリ言って、既にもう皆知っている情報である。

隣のブースのヤマモトくんは
「ケッ!ウイルスばら撒き元が、注意しろなんて、ちゃんちゃらおかしいや」
と悪態をつきながら、メールをゴミ箱に捨てていた。

社長、もしかしてアナタの『ウイルス注意報』がウイルス対策のつもりですか?

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トップなら、ITパスポートレベルは欲しい

その会社は、とっくに無くなっています。

会社のトップは、必ずしもその分野のエキスパートである必要はありませんが、ごく基本的な知識は必須だと感じます。

セキュリティソフト会社の社長が、ウイルス付きメールをクリックして社内ネットワークがダウン、なんて洒落になりません。

デジタル庁のトップ(事務方でも)を務めるような人には、最低限、ITパスポート(国家資格)に合格できる知識は必要であると思います。あわせて情報セキュリティマネジメント(これも国家資格)くらいは取得しておいて欲しいところです。

『Pythonやって挫折』って言っているより、こっちの方が有益な気がします。

これくらいは知らないと、「デジタル庁」の肩書を名乗るには、いくら事務方でも恥ずかしいです。

こんなんじゃ、そのうち日本丸ごとハッキングされちゃうよ?と思います。

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Posted by Hana