フリーランスは辛いよ 支払いを渋るクライアント

その時私は30代だった

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フリーランスで仕事をしていると、当たり前ですが、お金の交渉も自分でしなければなりません。

以前は見積もりを作ってから交渉し、仕事をしていましたが、最近ではクライアントの予算が最初から決まっているので、その金額を聞いて受けるか受けないかを決めたりします。

見積もりを出すと、その段階で値切られることがよくあります。そして、そこで決まった金額で仕事を進め、仕様変更などで極端に工数が増えたりした場合は、その都度の交渉をします。
私は、値切られる金額や工数の増加を見越して高めの見積もりを出すので、よほどのことがない限り赤字にまでなることはありませんでした。

けれど、30代の頃にある地方都市で仕事をしたときは、その値切りっぷりにひっくり返りそうになったことがあります。

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恐怖の3段値切り

現地の人たちは「3段値切り」と言うそうで、見積もり段階、請求段階、支払い段階で値切ると言うのです。
つまり、見積書の金額を見て値切り(これは普通として)、納品後にゴネて請求書の金額を下げさせ、さらに、支払う段階で値切ると言うのです。

当時、その地方の仕事は関東の半分の価格で、私に取っては「良い仕事」とは言えませんでした。
今となっては、どこも単価は下がりっぱなしで同じような気がしますが……。

昔は、結構おいしい仕事があったよなぁ、なんて遠い目をしたくなります。

30代半ば、初めて私が強烈な値切りに遭遇した時の記事がありましたので、そのまま載せてみようと思います。私の態度もデカいですが、クライアントもクライアントです。
タイトルは「納品してから値切る客」です。

納品してから値切る客 by 30代の私

納品した仕事の再見積もりをしてくれと、クライアントから連絡があった。
当初の見積もりからページ数が変わったり、写真が変更になっているから、まあ、ここまではよくある話。
最初の見積書にも、ページ数の増減や写真点数が変わった場合は、料金も変更になる場合があると言う旨を記入しているし。
なので、変更といってもページ数と写真点数の増減で金額が変わるだけで、余程の事がない限り単価が変わることはない。

しかし、今回、クライアントは当初の見積もり金額よりも15%近い値引きを要求してきた。
理由は、”自分のところで工数がかかったから”。

なんじゃそりゃ?である。

自分のところで工数がかかった、って……。
別に私のするべき仕事をクライアントに助けてもらったわけではない。
たとえば、本来私がやるべき事(例えば複数のブラウザでの動作確認など)を、クライアントにお願いした、と言うならまだ分かる。
けれど、担当者の言う『工数』とは、自分で予想したよりも自分の仕事に時間がかかってしまった、と言うだけである。

しかも、同時に進行させていたパンフレットのデザイン料もウェブサイトの制作費に含めてくれと言う。
それは超急ぎの仕事、サイトマップを作成してから2週間でデザインからコーディング、SEO対策をして仕上げたサイトである。
本来ならば急ぎ料金で20%割り増しという仕事だったのに。

あり得ませんってば!

一体、何のための見積もりなのか?
単価に不満があるなら、見積もり段階で話し合うべきだ。
納品してしまってから、値切るなんてルール違反もいいところである。

個人だからって、舐めてませんか?

もともと、知人の紹介で得た仕事だったが、
最初の制作は外部、以降のメンテナンスは、宣伝担当の知り合いのデザイナーにと、最初から決めていたらしい。

なら、全部そこに頼めや!と言いたくなってしまう。
先の仕事の見込みがあるなら、ある程度値引きも考えるけれど、これでは値切られ損である。
最初は値切れる相手に安く作らせて、メンテナンスは知り合いにある程度お金を払って、という魂胆なのか。

ちっ、もっと複雑なソースコード書いてやればよかった!
と意地悪な気分になってしまうが、実際、あのソースコード、下手に触るとごっそりレイアウトが崩れてしまうんだよね……。
特に古いブラウザで……。

メンテナンスするデザイナーのスキルは知らないけれど、私と同じフリーの人らしい。

とりあえず、今のところクライアントと交渉中である。

支払い段階でゴネるクライアント

結局、私はこのクライアントの値引きには応じず、請求書を出しました。ボランティアで仕事をしているわけではないので、理不尽な値引きに応じることはできません。

その後、支払い期限になっても一向に制作費を振り込まないので、再度請求書を送付し電話をしました。
「請求書、お手元に届いていますか?お支払いの確認ができませんので念のため再送したので、期限までにお支払いをお願いします」
と、感じよくお願いをしました。

けれど、支払いの確認ができないので電話したところ「ねぇ、もうちょっと安くならないの?こんなに払いたくないんだけど」と言うのにはびっくりしました。

払いたくないって、子供じゃないんだから……。

「それだけの仕事をしたのですから払っていただかないとこちらも困ります」
「いや、だってこんなに払いたくないんだよね」
「契約書にハンコ押してありますよね?」
「……でもさぁ、払いたくないんだよね」

そんな不毛な会話が繰り返されたように思います。

仕方ないので、私は請求書と契約書のコピーを内容証明で送り、「支払いがなければ、それなりの法的手段をとります」と言ったところ、3日後にきっちり振り込まれていました。

同じようなことは、フリーランスになって25年、何度かありました。3段値切りまではいかなくとも、支払い期限を過ぎても一向に支払わないクライアントには3年に一度くらいの割合で遭遇しました。

最近では、支払いをしない困ったクライアントには遭遇しなくなりましたが、新しいクライアントの場合は、やっぱり注意が必要です。

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仕事, 困った人たち

Posted by Hana