コロナと焦りと不安、そして夢見た「人生の大逆転」

シングルのユウウツ

自粛中に私の生活で変わったことがありました。弟が「テレビが余っているから」とほぼ新品のテレビを送ってきました。どうやら「貧乏だからテレビがない」と思われていた様です😅
休業と外出自粛でテレビもないと困るだろう、と思ったのかも知れません。

今のテレビって、ネットに接続すれば動画やAmazon Prime Videoも見られてすごーく便利……。長い間「今時のテレビ」を持っていなかったのでちょっとした感動でした✨

唯一の問題は、私が大嫌いなNHKの受信料。とりあえず、NHKは見ないし「テレビはない」ことにしておこう……、と思います。そもそも、コロナの影響で生活費にも困るのに見ないものにお金を払うつもりはありません!

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セレブたちの優雅な自粛生活

テレビを見ていると、有名人の優雅な自粛生活を「おうち時間」などと言って取り上げている番組が多くありました。正直な感想は「お金のある人の優雅な生活見せられても……」ですが、世の中の多くの人は「素敵な生活」と肯定的に捉える人が多いのでしょうか?🙄

広い家や、贅沢なお取り寄せ品などなど、一般人とはかけ離れた生活で、見れば見るほど、何だか世の中の格差を感じるばかりでした。

コロナ禍でなくとも、セレブと言われる人たちの生活はネットや雑誌で記事にされたり、テレビ番組になっていましたが、一体いつから私はそれらのものに好意的な気持ちになれなくなったのだろう?と思います。

30代半ばくらいまでは、私もそう言った類の記事や番組を興味深く見ていた様に思いますし、むしろ好きだった気がします。有名人やお金持ちたちの身に付けているものや優雅な生活に憧れたりした記憶があります。

二度目の結婚をするまでは、仕事も順調で「ちょっとした見栄」を張れるくらいの収入もありました。「寂しいシングル」と言われたくない気持ちから「人に羨ましがられる」物件に住み、趣味を楽しんだりジムに通ったりして「まあまあ良い生活」をしていました。
「スーパーの食パンなんて美味しくないし」と言いながら、ベーカリーで高い食パンを買っていましたっけ……😅 全く「愚か者よ……」と言いたくなります。

そんな風に、若干「鼻持ちならない奴」だった頃は、セレブたちの生活を垣間見るのは楽しいものでした。

おそらく、ちょっと頑張れば「セレブ気分(あくまで気分)」になれる経済力があったからではないかと思います。そして、頑張れば「人生の大逆転」(あるいは一発逆転)も夢ではないと、真面目に思っていました。

仕事で成功したら……、と40代半ばまでは「夢」を見ることができました。20代の頃などはお金持ちと結婚できるかも、なんて友達と「玉の輿の夢」を妄想して盛り上がっていました。

だから、セレブたちの生活を「夢」や「目標」としてポジティブに捉え楽しむことができたのかも知れません。

もう決して手にすることはできないもの

けれど、結婚と離婚でお金や仕事を失い「貧乏生活」になると、そんな「夢」など見られるはずもありません。

「かつては、手が届く希望があったのに、もう決して手が届かないもの」を見るのは、なんとも苦しいと言うか、悲しいと言うか、モヤッとすると言うか…………。

私の人生こんなはずじゃなかった!なんて叫びたくなりますが、自分の「人生の選択の結果」をジタバタしながら受け入れるしかありません😅

今も、アラブの大金持ちやロイヤルファミリーなどの生活は、それほどネガティブな気持ちにはならず「住む世界が違うなぁ」と興味深く見ることができるのは、最初から「別世界」の人たちで、自分の手の届く世界ではないとはっきりと区別しているからだと思います。

頑張っても頑張っても、ワーキングプアの世界はなかなか抜け出すことができません。新型コロナのおかげで「最後の希望」も打ち砕かれた、そんな気持ちになってしまいます。うまくいきかけていた仕事も、コロナのおかげであっさりと頓挫😱

もう、人生の終わりが見える年齢になり、「人生の大逆転」はもうない、と絶望的な気分になってしまいます。仕事は相変わらず不安定でブラック、パートナーが見つかる望みもありません。一体、どこで「人生の大逆転」など出来るのか?と。

今まで、周りの人に「まだそんな夢持って。歳を考えなよ」と言われても「努力すれば、結果は出せる」と頑張ってきましたが、コロナも手伝って何だか疲れてしまいました。この先、どんな仕事をすれば食いつなげるのか、そんなことばかり考えてしまいます🙄

何かを変えていかないと、コロナ後の世界を生き抜けない、と言う焦りや不安もあります。

もう「人生の大逆転」は無いかも知れませんが、今は「節約しながらちょっとした楽しみを持って生きる人生」を送りたいと思います。

コロナで世界が変わっていくなら、自分も変わっていくしかありません。これからは「人生のちょっとした良い変化✨」を目標に生きることができたらいいなぁ、思います。

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Posted by Hana