「老後が心配」の格差 生活資金と余裕資金

シングルのユウウツ

かわいい鉢植え

同世代の仲間の中では、時々、お金のことが話題にのぼります。誰もが「老後資金が心配」「老後のお金がない」と言いますが、その内容にはかなり格差があります。
老後資金に限らず、日常の中でも「お金がない」と言う言葉は度々登場して、私を複雑な気分にさせます。彼女たちの毎日のランチはデパ地下のベーカリーやデリ、度々、外にランチに出かけて行きます。彼女たちの話によると、一ヶ月のランチ代は2,3万と言うのでびっくりです。私の月の食費よりもずっとかかっています。(私が貧乏なだけ?)

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微々たる年金 使い道の格差

持ち家で、親から相続予定の資産がある既婚者やシングルの友人たちが言う「お金がない」と、私のようなその日暮らしのワーキングプアの「お金がない」は、どうやら大きな差があるようです。
彼女たちの言う「お金がない」は、「より豊かな生活を送るための資金」が足りない、と言う意味で「生活のためのお金」が足りないと言う意味ではありません。

なるほど、「お金がない」と言う感覚は人によって随分違うのだな、と思って終わるところですが、私が違和感を覚えるのは「お小遣い稼ぎ」に扶養の範囲で働いている主婦や、仕事をしていない主婦たちから

「私たちの微々たる年金(国民年金)じゃ、全然足りない」と言う言葉を聞いた時です。

彼女たちの「足りない」と言うのは、今までと同じ生活(習い事をしたり、旅行に行ったりとか)を続けるためのお金が足りないと言う意味です。

持ち家もあり、サラリーマンの夫の退職金や年金、さらには親の遺産もあるそうなのですが、それでは十分ではないのだそう。毎月の夫の収入がまるっとなくなるから、と。
専業主婦は「自分のお小遣いも減る」と言い、パートで仕事をしている人は「夫が退職したら自分も仕事を辞めるからお小遣いが減っちゃう」と言います。だから「微々たる年金じゃ、ショッピングも自由にできない」のだそうです。

私には理解できない裕福な人たちの感覚

結婚までの数年間を除いて、自分で保険料を納めていないのに満額貰える年金を「微々たるもの」と言うなんて……。だから第3号被保険者なんてなくせばいいんだ!と思います。

その「微々たる年金」で、私は生活しなければなりませんが、持ち家も資産も遺産もない私が、それで生活するのは公営住宅に住んでもかなり苦しいと思います。
同じ「老後の資金がない」と言う心配でも、一方は「豊かな老後を過ごす資金」で、もう一方は「最低限の生活をする資金」です。なんだか、格差があるなぁ、と思いました。

私の周りは、どちらかと言うと裕福な人が多いです。夫が高給取りだったり親が裕福だったり、日々の生活費の心配をしたことがない人ばかりです。中には、一度も働いたこともないのに「お金なんてなんとかなる」という人もいます。

だから、私は余計に格差を感じるのかもしれません。彼女たちから見ると、私は「珍し生き物」レベルです。月末のお弁当がおにぎり一個だったり、新しいOSにアップデートできなくなった古いタブレットをしつこく使い続けているのも不思議なようです。
「銀行に行ってお金出してくれば?」とか「新しいの買えばいいじゃない、5万円もしないでしょ?」と言います。私はそう言う彼女たちの方が不思議です。「お金がない」と言う意味が分かっていないのです。

彼女たちにとって、お金は誰かが稼いできてくれるもの、無いといえば出てくるもの、と思っているようです。

なんともウラヤマシイ……。(嫌みでもなく、ホントにウラヤマしい私……😅)

単身者を想定していない年金制度

人生は、何が起こるかわかりません。彼女たちのように、裕福な両親がいたり、条件の良い男性と結婚してお金に不自由しない暮らしができる人もいますし、私のようにお金に苦労しなけらればならない人もいます。特に、女性はどんな男性と結婚するかで、随分と人生は違ってくるように感じます。

日本の年金モデルは、サラリーマンの夫と専業主婦を想定した「時代遅れ」なモデルで、基礎年金(国民年金)のみの単身者を想定していません。厚生年金のある元サラリーマンの男性は自分の年金で生活できるし、妻が夫に先立たれた場合は夫の遺族年金や保険金などで生活できるでしょう、という考えです。
基礎年金のみの自営業者も、持ち家がある夫婦なら何とか生活できます。

先日もネットニュースで、配偶者を亡くした高齢の妻の生活安定を図るための民法が改正されたという記事を見ました。
低所得シングル女性の老後の生活安定については、それを考えようという発想すらないのだろうな……、と複雑な気分になりました。きっと、行政は「子供を産まず好き勝手に生きて来たシングル女性は保護する必要はない」と考えているのでしょう。

結婚することが、人生においての唯一の幸せだとは思いませんが、いろいろな場面において、日本では結婚していないと生きづらい国だな、と思います。

シングルの老後 頼りになるのは自分だけ?

世の中の中高年シングル全てが「老後の生活費の心配」をしているわけではないでしょう。安定した仕事と収入があり、しっかり貯蓄もし、シングルライフを謳歌している人もいれば、非正規雇用でも裕福な実家住まいで「老後の心配なんかしたことない」という人もいます。

けれど、私のような基礎年金だけの単身者は、持ち家と資産がなければ、生活するのはかなり厳しいです。公営住宅に住んでもギリギリだと思いますが、単身者が60歳をすぎても入居するのは難しいようです。(あくまで「家族」が優先されるとかされないとか……)
基礎年金だけなのは自己責任でしょう、と言われれば、私のライフプランニングが甘かったとしか言えません。

私も多くの人と同じように結婚し、子供を育てて、夫や孫と老後を過ごすと思っていました。ところが、二度の離婚をし、二度目の結婚と離婚では、それまで上手くいっていた仕事を失うことになりました。今となっては、ただただ、頑張って仕事をし、少しでも老後資金を稼げる方法を考えるしかありません。

どんな10年後を迎えても「あの時の私は精一杯やった」と思えるようにしたいと思います。

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年金, 老後

Posted by Hana