ある日突然、お花畑へ旅立った母のこと

マイライフ

草花

母が急逝しました。あまりに突然で、2日前に葬儀を終えた今も、色々な手続きややることが山積みで忙しいせいか、まだ実感がありません。ブログを更新している場合ではないのですが、やや現実逃避気味で書いています。

来週には仕事に戻らなければなりせんので、それまでに母に関する諸々の手続きを最大限終えておかなければなりません。悲しんでいる暇などない、と言うのが正直なところです。父と弟ふらり暮らしになる家のことや、父の心のケア、行政手続きをどう進めるか、遺品をどう整理していくのか、考えなければならないこともたくさんあります。

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別れはある日突然に

人の命は必ず終わるものですが、それが何の心の準備もないまま突然にやってくると、何もかもがひっくり返ってしまいます。同じような経験をする方の参考になれば、と精神的なことや、行政手続きのことなど、少しづつ記録を残しておこうと思います。そうすることで、私自身の心の整理にもなるのではないかと思っています。

やや、とっちらかった文章になるかもしれませんがご容赦ください。

私にとって、突然の別れのなかで救いと思えるのは、それが母が願っていた最後そのまんまだったことです。
「頭の血管がプチッと行って倒れて、発見された時には手遅れっていうのがいいなぁ」といつも言っていた通り、くも膜下出血で倒れてそれっきり。「あーあ、やってくれたなぁ」と思います。

まわりは、めちゃくちゃ大変です。
葬儀の準備や葬儀は当たり前として、その後の行政手続きも大変です。大体のものはある場所は把握していましたが、肝心のことがエンディングノートに書かれていなかったりします。(正確には、まだ書いていなかった、のですが……)

お花畑へお見送り

お盆に帰省した時は、まだそれなりに元気で、あれが最後だったのかと思うと、本当に人の命はいつ終わるのか分からないものだな、と思います。

私は何も出来ないまんま、心配させたままになっちゃったな、と思うと涙が出ます。
倒れている母を発見した父や、病院に運ばれた後に駆けつけた弟、仕事中で連絡の電話にすぐに気づかなかった私。それぞれに、後悔や自責の思い、色々とあります。

それでも、遺影の母は綺麗な花をバッグに「突然で、ごめんねぇ〜」と言う感じです。

花が好きだった母は、いつも「死んだら綺麗な花がいっぱい咲いているところに行く」「先にそこに行った友達と会う」と言っていたので、今頃はそうしているのでしょう。

生前、母が「私のお葬式の花は菊以外がいい。綺麗なカラフルな花でいっぱいがいい」と言っていた通り、祭壇は、黄色やピンク、紫の綺麗な花を多めにしてもらいました。菊の花は「常識的には外せない」と葬儀屋さんが言うので菊の花の間に、きれいな花を散らしてもらいました。

最後は、棺の中にその花をいっぱいにいれて「お花畑」でした。

私と母は、以前からお葬式のことを度々、明るく話していたので、エンディングノートに書かれていなくても、知っている限りで本人の希望することができたように思います。「お経も戒名もいらない」と言っていましたが、さすがに、それはちょっとごめんなさい、でした。

きっと、長〜いお経を聞きながら母は、「お経いらないって言ったのに、しょうがないなぁ」なんて思ったことでしょう。

生前「もしもの時は、アンタがちゃんと役所の手続きとか、やるんだよ。お父さんじゃできないから」と言っていた通り、葬儀の終わった今、私は弟と二人で行政の手続きに奔走しています。

落ち着いた頃に、きっと悲しくなるんだろうなぁ。

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母のこと

Posted by Hana