悲しい日本社会 「親を見捨てる」という選択肢

シングルのユウウツ

悲しい顔

今年も「ユウウツなお盆」のシーズンがやって来ました。
帰省したら、今年は、親が要介護状態になった時のことや、父親が残された場合の事を話し合っておかなくては、と思っています。労力もお金も提供できない私の状況をきちんと伝えて、どうするかを考えなければなりません。

私はどちらの状態になっても、実家に帰る選択肢はありません。例外は、ネットビジネスで成功して、どこにいても仕事ができる状態になっている場合のみです。(そのために頑張っているのですが……)

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介護のあと自分の生活が破綻する、と言う問題

今の状態で実家に帰ると、今の勤務先は全て辞めることになります。通勤できないからです。そして、田舎の実家で介護の合間を縫って仕事をすると言っても、パートの仕事があればラッキーでしょう。

親を見送った後、私には戻る場所も収入も、蓄えもありません。実家の家は弟が建て替えたので弟のものですし、弟に遠慮しながら家事と引き換えに同居する気もありません。親を見送った後の人生が破綻か、「弟の家」で肩身の狭い思いをしながら家事をして過ごすしかないなら、私に実家に帰る選択肢はありません。

「家土地を半分もらえるでしょ?」と言われますが、田舎では家土地は長男が相続するのが当たり前です。家以外に所有している山林が少しだけありますが、それも弟が相続すると思います。いずれにせよ、私はそれらの相続権を主張する気はありません。

私は血も涙も無いのか

親の介護や父親が残された時のことを考えると、自分の人生を犠牲にするしかないのか、とユウウツな気分にしかなりません。

何が起こっても何とか出来るようにするには、どこに住んでいても稼げるように頑張る、の一択。そう思って頑張っているのですが、なかなか思うように結果は出ません。

現実的には、高給取りの弟にお金で解決してもらうしかありません。仕事のない日に手伝いにしか行けない私は、代わりに相続権は放棄する、となります。放棄しなくても元々私には何もありませんが、相続権を利用するしかありません。

両親に何もできない私は、最後まで何もできないのかと思うと情けないし、自分が血も涙もない鬼のように思えます。弟から見れば、とても不公平で不満でしょう。

それでも、私は自分の人生を守らなくてはなりません。

親を見捨てる選択を迫る国、日本

ずっと前に、職場で親の介護が話題になった時、私はそんな不安をつい漏らしてしまったことがあります。その時に「シングルなんだから何とかなるでしょ。いいじゃない、あとは生活保護で。親は大事だよ」と言った人がいます。あまりにも軽々しく「生活保護」と言うので、びっくりしました。生活費を稼いでくれる夫がいる彼女には「シングルだからこそ、どうにもならない」ことが想像できなかったのかも知れません。

けれど、「あなた、言っている意味わかってる?」と思いました。

そもそも、そんなに簡単に生活保護は受けられません。不正受給が横行している反面、必要な人が保護を受けられない現実の中で、自分の生活が行き詰った時に「行政がシングルの自分を助けてくれるのか?」と言う不安は、とても、とても大きいです。「収入がゼロでもシングルは市営住宅に申し込めません」と言った行政に期待するなど、どうしたら出来るのでしょうか?

件の彼女のように「当事者の事情や状況を理解しようとせず、安易に考えている」のが、国を動かしている政治家や行政の感覚なのではないかと、私は思います。裕福な彼らにとっては所詮「他人事」。だから真面目に取り組む気がないのではないでしょうか?

親の介護と自分の生活を天秤にかけて、親を見捨てる選択を考えなければならない今の日本社会は、とても悲しいと思います。

未婚でも既婚でも、いかなる性別でも、誰もが安心して暮らせる社会になることを、心から願います。

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シングル, 親の介護, 人生

Posted by Hana