「みんな大好きディズニーランド」と言う押し付け
連休明け、ディズニーに行った友人から、キャラクターグッズのお土産をもらってしまいました。
ほーら、可愛いでしょ！と言わんばかりの友人。私がディズニーに興味ないの、知ってるでしょ？と思いましたが、彼女は、どうにかして「大好きなディズニーの魅力」を私に伝えたいのでしょう。
クッキー1枚とかの方が良かった……😅
と、心の中で呟いてしまいました。
「好きで当たり前」なディズニーランド
日本人なら大好きなのが当たり前、かのように語られる「ディズニーランド」。テレビでも季節ごとに特集が組まれたり「みんな大好きディズニーランド」のごとくイベントスポットやキャラクターの紹介等がされています。私はそれを見るたびに、押し付けられているようで嫌な気分になります。
私は、ディズニーランドに興味がありません。そう言うと「うそっ！なんで？」と、まるで米を食べたことのない日本人を見るかのような反応をされたこともあります。
「おとぎの世界」には浸れない
ディズニーのキャラクターたちは、可愛いのかも知れませんが、可愛いキャラクターでいっぱいの「夢の国」は、子供が楽しむものだと思っています。あの「プリンスとプリンセスな世界」「ぬるーい、夢の世界」「なんでもハッピーエンド」な感じが、どうにも私は受け付けないのです。（ディズニー好きの方、ごめんなさい）
友人に半ば強制的に連れられて行ったことはありますが、餃子ドッグが美味しいと思った以外は、何がそんなに興奮するほど楽しいのか、私には分かりませんでした。パレードに至っては、「だから何？」という冷めた目で見てしまった私。友人には「ディズニーが可愛いと思わないなんて女じゃない」とか「だから彼が出来ない」など、言いたい放題言われてしまいました😅
だって、ミッキーの声、おっさんみたいだよ……
（ミッキーファンのみなさんごめんなさい💦）
ディズニー嫌いは「女子力」が低い？
私はディズニーランドに行くなら、JALの工場見学の方が楽しいタイプです。キラッキラの可愛くてハッピーエンドな世界よりも、飛行機のでっかいエンジンを見ていた方がエキサイトします。
多分、私が日本人女性として規格はずれなのかも知れません。
世間では、特に女性は「ディズニー好き」が当たり前のことだと思われているようです。私がディズニーランドに興味がないことを知った人は、「なんで？」ともの凄く驚いたあと、「ディズニーが好きじゃないなんて女じゃない！」とまで言います。
ディズニーに興味ないなんて、女子力低い
なのだそうです。そもそも、彼女たちの指す「女子力」の定義が私にはイマイチわかりません。プリンセスに憧れないことや、可愛いディズニーキャラが嫌いなんて「女の子」じゃない、と言う意味なのでしょうか？ディズニー嫌いはモテない、とまで言います。
10代や20代前半ならまだしも、アラフィフのシングルが、プリンセス願望を持っている方が不気味だと思うんだけど……😅
ディズニー好きの知人の中には「子供の頃の夢を思い出して楽しいし、現実から離れてディズニーで夢を見るのよ」という人もいます。それはそれでよいでしょう。本人が楽しくて幸せな気分になるのなら、とてもよいことです。
けれど、残念ながら、「人生いろいろ」あった私はひねくれてしまったのでしょう。「おとぎ話」や、女性が憧れる「プリンセスな夢の国」が、ちゃんちゃらおかしく感じてしまうのです。しかも、そこは、幸せな家族やカップルが集う場所です。私にふさわしい場所だとも思えません。
「好み」の押し売りはいらない
今回のように、時々、ディズニー好きの友人からディズニーのキャラクターグッズを貰うことがあります。それはクリアファイルだったり、カレンダーだったりで、「可愛いでしょ、これなら使えると思うよ」と。
クリアファイルはまだしも、私はディズニーのカレンダーを壁にぶら下げる趣味はありません。
放っておいてくれれば良いのに、なぜ彼女たちは私が興味がないと知っているのに、ディズニーグッズを私に押し付けるのでしょう。「女子力アップさせなよ」と「可愛いディズニーキャラグッズ」をくれますが、ディズニーキャラをカバンからぶら下げていれば、良いパートナーが見つかるとでも言うのでしょうか？
人の好みは自由です。ディズニーが好きなら、カバンにキャラクターグッズをぶら下げていようが、ミッキーのハンカチを持っていようがそれで良いと思います。けれど、それを「好きで当たり前」と他人に押し付けないで欲しいのです。
「ディズニーが嫌いなんて女じゃない」なんて、押し付け以外の何ものでもありません。