婚活より仕事、仕事より婚活 どうしろって言うの?

婚活のユウウツ

婚活放棄したら
最近では、すっかり放棄してしまった「婚活」。
忘れた頃に(年に1,2度)私の生活に探りを入れてくる元友人が、「婚活はどう?」と聞くので、「開店休業中。再開する気はない」と答えると、「えっ?ダメだよ、そんなこと言ってちゃ」と言いました。

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婚活放棄をしたら

私が、もう結果の出ない婚活に時間を使うより、将来の収入になるかもしれなWebサイトの作り込みに時間を使いたいと答えると、「そんな仕事、仕事、じゃなくて婚活しなきゃダメだよ!」と半ばキレ気味に言うのです。

……はぁ?
前に、「若くないんだから、婚活する暇があったら仕事したほうがいいんじゃない」って言ったのはアナタでしょ?

以前、私がまだ婚活を真面目にやっていた頃に「なかなか難しくて、心が折れそう」と泣き言を言った時に、彼女は慰めるどころか「もう市場価値がないんだから、老後のために仕事を頑張るべき」と言い放ったはずです。
年を取って働けなくなったら、子供のいないあなたは他人の子供に依存して生きるんだよ、と。自分の子供たちが、「好き勝手に生きてきた独身者」のためたくさんの税金を払うのは腑に落ちない、と。
そりゃ、確かに好き勝手に生きてきた独身者もいるのでしょうが、私は真面目に努力もしてきたつもりですし、独身者に課せられる高い税金も払ってきました。「独身」というだけで、政府からの恩恵はほとんど受けられず、税金も社会保険も取られる一方です。彼女のもらっている「子供手当」はその税金から支払われていることを知らないのでしょうか。
大学を卒業してから親元で「お小遣い付き家事手伝い」生活をして、結婚したら「専業主婦」、まともに働いたこともない3号被保険者のあなたに言われたくない、と思いました。

そんなこんなで、私の中では、ずいぶん前に「友人」から「知人」に格下げされた彼女が、今度は「仕事より婚活しろ」と言うのです。
彼女は、私が「貧乏で不幸な人」でいて欲しいのかもしれません。「結婚したくてたまらない私」が婚活しても相手が見つからなくて、辛い思いをしている、「仕事もうまくいかないし婚活もうまくいかない」そんな私でいて欲しいのかもしれません。

そういえば、私が40過ぎで、外国人の元夫と結婚した時も「国際結婚って離婚率高いんだよ」と言いましたっけ。
(まあ、実際に離婚になってしまいましたが)

好意的とは言えない中高年女性の婚活

世間も、どちらかと言うと中高年女性の「婚活」に好意的ではない気がします。男性の場合はそうでもないようですが、いわゆるアラフォー世代以降の女性の婚活に対して「子供も産めないのに」とか「結婚よりも仕事を頑張るべき」と言う言葉が投げかかけられることが、多々あるように感じます。
「いい人が見つかるといいね、頑張ってね」と言う人もいますが、その表情や口調から「でも、今更無理なんじゃない〜」という心の声が読み取れます。そんな風に、言葉とはうらはらに冷ややかな視線を投げつけるのは、何故か既婚女性です。けれど、一部の困った人たちを除いて、彼女たちに好奇心はあっても、悪意はないのだと思います。「適齢期」に結婚し、子供を産んで「普通の人生」を生きている彼女たちにとって、私たち中高年の独身女性は「理解できない生き物」というだけなのかもしれません。

だから、私は「婚活」のことを誰にも言わなくなりました。誰かに「婚活はどうしたの?」と聞かれると「仕事が忙しくて〜」と答えています。実際、婚活は放棄してしまったし、仕事は忙しいので本当のことですが、いつかまた婚活することがあったり、奇跡的に出会いがあっても、誰かにそれを話すことはないと思います。
誰かに話して嫌な気分にならなくても、黙っていたほうが気分よく過ごせるからです。
「残りの人生」を考える年齢になりつつ今、すこしでもいい気分で時間を過ごしたい、そう思います。

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2017年8月19日婚活

Posted by Hana