「独身や既婚子ナシは信用ならない」 じゃ、既婚子持ちは100%信用できるの?

SNS・ネット

「独身と既婚子ナシは信用ならないから、既婚子持ちを優遇する」というような内容をSNSに投稿し、批判を浴びて「炎上」しているという大阪のソフトウェア開発会社。その記事を読んで感じたのは「呆れて言葉もない」でした。個人のアカウントで投稿しても「炎上」しそうなネタを会社の「公式アカウント」で投稿するなんて売名目的の炎上商法か?とすら思います。少なくとも、無名の会社が、これで有名になったのは事実でしょう。

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昭和の化石みたいな価値観

個人的には、このような考えを持った会社で働きたいと思いませんし、取引したくありません。まあ、バツ付きシングル子ナシの私とは取引したくないでしょうから、そんな心配は無用ですが。
もし、知人のお子さんが「この会社どうかな?」と言ったら、間違いなく「やめろ」と言います。

今更、投稿内容を晒すことはないと思うのですが、ツッコミどころ満載なので、原文のままツッコミながら載せます。
(引用元:株式会社クローバーフィールドのツイッターより)

今夜は饒舌になってきたので問題発言をしてしまいそうです。まずいですね。

って、そう思うならしなきゃいいのに。「してしまいそう」じゃなくて「します」って宣言だよねぇ……
問題発言をすることに対する言い訳というか、言いたくて仕方ないって感じですが

結局のところ、いい歳していつまでも独身の人は信用しないし、既婚でも子どもがいるかどうかで信用度は異なるということなんです。既婚か否か、子どもの有無で差別するようなことは実際にはありません。

いやいやいや、差別してるでしょ!
まるで「昭和の化石みたいな思考回路」。平成も終わって、もう、「令和」ですよー

ただ、本人の仕事や世の中への責任感など、どうしても差が出るんです。自分一人が逃げ切ればOKの人と、子や孫の世代の安泰まで考えられる人が同じはずがないのです。

そう言い切れる根拠を、誰もが納得できるデータ(数字)で示してほしい。

未婚でも子無しでも責任感のある人はあると主張する人はいます。実際そうだと思います。でもね。その責任感が及ぶ範囲は所詮目先の仕事に対してだけなんです。自分が引退したあと、もっといえば自分がすでにこの世にいない100年以上先の未来にまで責任を持つのかどうかなんですよ。

どう考えても既婚子持ちの政治家たちが、100年以上先に責任を持ってると思えないんだけど。

こういうことをいうと必ず「子どもが欲しくてもできない人はどうするんだ!」という人たちがいます。そんな人たちに合わせてみんなが不幸になる必要はないんですよ。

ものすごく上から目線で、子供がいないことは不幸だと決めつけているあたり、最悪だな、と。
子供が持てなくて苦しい思いをしている人の気持ち、考えたことあるの?

この人は、独身や子供のいない既婚の人に、余程の恨みや嫉みがあるのでしょうか?
きっと、仕事上で遭遇した困った人が独身だったり、子供のいない既婚者だったりしたのかもしれません。けれど、それを一般論であるかのように語るには、余程の数でなくてはなりません。そう言い切れるだけのデータを取れる人数に会ったのでしょうか?

既婚子持ちでも、無責任な人はどこまでも無責任

さて、この投稿者が言う「独身と既婚子ナシが信用ならない」とは主に男性のことを指しているのだと思いますが、果たして女性に対してはどうなのでしょう?「既婚子持ちが信用できて責任感がある」と言うのですから、育休・産休中の女性の仕事を「無責任な独身者や既婚子ナシ」に押し付けてないよね?と思います。

正直なところ、この類の男性たちは「子持ちの女性は無責任」だとか「育休・産休?なに無責任なこと言ってるの?」と言いそうな気がします。

既婚子持ちでも、無責任な人はどこまでも無責任です。自分のことしか考えていないような人も多くいます。
私は、子供がいるから「100年以上先に責任を持っている」とは思えません。もしそうなら、育児放棄や虐待などで命を落とす子供たちはいないでしょう。なぜそんな悲しい事件が起こってしまうのか?それは親が「自分のことしか考えていない」からです。

一体、何をもって「独身者は目先の仕事に対する責任感しか持っていない」と言えるのか、どれだけの既婚子持ちが「100年先の未来に責任を持って仕事をしている」のか、誰もが納得する具体的な数字を示してほしいところです。

この人(投稿者)は、医療が不足している海外で、子供たちの命を守るために活動を続けている独身の医師に対しても「信用ならない」と断言するのでしょうか?私は、SNSに「問題発言しそうです」と言い訳してから問題発言している人の方が、信用できません。

投稿者は自分の見ている狭い世界で「独身者と既婚子ナシ」は信用できないという判断をしたのでしょう。彼にとってそれは「事実」だったのかもしれません。けれど、一般論として結論づけたのは問題です。自分の発言が偏見や差別を生むものだと思わなかったのでしょうか?

会社のアカウントで投稿していることから、彼にとってはそれは「至極真っ当な価値観」だったのかもしれません。きっと今も、「批判される意味がわからない」と思っているのでしょう。

世の中には、一定数、この類の人は存在しています。それが、会社の経営者クラスの人でも不思議ではありません。

平成時代「昭和の化石」みたいなだった会社

私が会社勤めをしていた頃の会社が、社長が朝礼で「女は結婚して退社すればいい」と堂々と言うような会社でした。「既婚男性」というだけで「家族手当」や「住宅手当」がつき、私よりもずっと営業成績が悪くても月給もボーナスも多く支給されていました。
毎日遅刻して来て、「残業手当」のために昼間は仕事をサボり夕方になると仕事を始める「部下」の既婚男性のボーナスは私の倍でした。

私は「女性」と言う理由で、役職は付きませんでした。けれど、私の仕事内容は「中間管理職」で「部下」もいました。部下がやらかしたミスの尻拭いをするのも私でした。にも関わらず「女性」の私は役職がないので「役職手当」はつかず、月給もボーナスも部下よりも下と言う歪んだ構造でした。

女性は結婚すれば退職を迫られ、在職中は業務内容に関わらず「役職」は与えられないので「役職手当」もつきません。子供のいる既婚女性や子ナシの既婚女性は工場勤務で、パート扱いでした。

要は、女性が評価されないシステムでした。

たまりかねた私は、社長に「納得できる説明」を求めたところ「女は結婚してやめればいい」と言ったので、その場で「納得できないので、辞めます」と退職願を出して辞めました。

今回の「独身と既婚子ナシは信用できない」は、そんな昔の出来事を、私に彷彿させました。

既婚社員に対して、家族手当や、住宅手当を支給するのは妥当だと思いますが、それを支給する理由として「独身は信用ならない、既婚子ナシも信用度はイマイチ」だから「既婚子持ちを優遇する」と言う発想がアウトです。

世の中の既婚子持ちが、100%責任感(100年以上先を考えた)があって信用できるとは思えません。無責任な上司(既婚子持ち)に振り回されてストレスいっぱいの私には、そう断言できます。
そもそも、独身か既婚か、子供がいるかいないかで信用度や責任感の有無を決めつけることがナンセンスです。

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SNS, 仕事, 困った人たち

Posted by Hana