そんなものまで? スマホケースの「オバ見え」「老け見え」

ネットでは「オバ見え」や「オバさん認定」「老け見え」と言う言葉をよく見かけます。それは、洋服や髪型、アクセサリー、メールの文面など、まるで脅し文句のように「オバ見え」と記事のタイトルに鎮座しています。私の年齢になると「もう立派なオバさんだしな」と思いますが、30代後半から40代くらいの人には気になる言葉だろうな、と感じます。もう「若者」とは言えないけれど「オバさん」でもない、微妙なお年頃です。
「オバ見え」スマホケースとは
さて、そんな「オバ見え」シリーズに、スマホケースにまで「オバ見え」と言われるタイプがあると知り、びっくりしました。
そんな角度でスマホケースを見るのか、と。
本当に他人のスマホケースを見て「オバさん」と思う人がいるのでしょうか?
その記事の主張によれば、手帳型がそれなのだそうです。
気になった私は、数日間、通勤電車の中でどんな人がどんなスマホケースを使っているのか、こっそり観察してみました。
すると、確かに若い世代の手帳型は少数派で、年齢が上がるにしたがって手帳型を使っている人が目立ちました。女性だけでなく、男性も年齢が上がるにしたがって手帳型が多いな、と言う印象です。
そういえば、私の周りの同世代は、圧倒的に手帳型が多いです。
手帳型を愛用している友人知人に聞いたところ、手帳型を使う理由は、カードなどが入れられて便利、画面が保護できるなどです。なるほど、と思いました。
スマホを手放さない若者と手帳型ケース
私も一度だけ手帳型を使ったことがあります。それなりに良かったのですが、すぐにハードケースに変えてしまいました。
手帳型は嵩張るし、いちいち開くのが面倒くさかったからです。写真を撮る時やメッセージを確認する時、操作する時も手帳の開いた部分が邪魔になります。手帳型はスマホの保護やカードを入れられるなど良い点もありますが、私にとってはそれ以上に「面倒くさいのが嫌」でした。
私の場合はただの面倒くさがりですが、スマホを片時も離さず、常にスマホを見ている若者にとっては、おそらく手帳型は「不便」なのだと思います。
手帳型では、さっと取り出して写真を撮れませんし、SNSや動画を見るときも、いちいち開かなければなりません。
私が見た「オバ見えスマホケース」記事には、手帳型には「可愛いデザイン」が少ないから、若い女の子は選ばない、とありましたが、若者が手帳型を選ばない理由は「可愛いデザインがない」と言うよりも、「使いづらい」のだと思います。
私がウォッチングした限りは、シンプルなケースの人が結構多かったです。色がカラフルだったり、スマホリングやスマホグリップで個性や可愛らしさを演出している人も見かけましたが、思ったよりもシンプルです。
そして、立派な「オバさん」の私が使っているのは、ガッチガチのハードケースです。どちらかというと男性が好みそうなケースで、可愛らしさなんてものは皆無。
「オバ見え」ならぬ「オジ見え」な気がします。(いや、ただのオタクかも)
個人的には、スマホケースまで「オバ見え」と気にするのはナンセンスだと思います。自分の使いやすい気に入ったものを使えばよし!と思います。
何でもかんでも「若い」か「おばさん」かで分類して、「若さ」が正義のように語られると、モヤッとした気持ちになります。そんな基準で物事を判断している人が一番「イタイ」気もします。