走り続ける人生 体や心の不調が教えてくれたこと

マイライフ


まだまだ、気分は30代半ばでしたが、体は確実に50代に向かっています。小さな文字が見えにくいなどと思った事はありませんでしたが、数年前に目の疲れが酷くて眼科へ行ったら「軽く老眼ですね〜」と言われて、とうとう来たか、と思いました。

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年齢を重ねて分かること

20代の頃、私が作ったプレゼン用の資料を見た上司が、「こんな文字小さすぎる、これじゃ読めないからもっと大きくしろ」と言われて「大きな文字にしたらページ数が増えるし、デザイン的にイマイチ」と思いつつしぶしぶ直しましたが、プレゼンする相手は50代のおじさま達。上司の言った事は正しいのだと、今は分かります。

ここ数年、何をするにも眼鏡が手放せなくなっています。私にとっては生まれて初めて作った眼鏡です。うっかり眼鏡を家に忘れて仕事に行った時などは、本当に目が疲れます。
出来れば、もう1つ眼鏡を作りたいと思うくらいです。

視力以外にも、明らかに体力も若かった頃とは違って来ています。
私は、それまで滅多に寝込む事はなかったのですが、ここ数年、年に1度は風邪か体調不良で「沈没」する事があります。熱を出しても一晩眠ればすっきりしていたのが、仕事を休んでよく眠ってもなかなかすっきり治らなくなりました。何日もぐずぐずと引きずるのです。

だんだんと、体をよくケアしながら生活をしなければならない年齢になったのだな、と感じます。

オバさんはヒゲを生やしているわけではない

普段、スキンケアをする時に、私は眼鏡を使っていません。ある日、化粧水ラベルの文字が見え辛かったので、眼鏡をかけてそれを見たついでに、鏡で自分の顔を見た時です。

……ひ、ひげが生えてる!

実際は、ひげという程のものではなかったのですが、鼻の下の産毛が、少し目立っていたのです。それまでなら、定期的に顔の産毛のケアもしていたので、鼻の下の産毛が目立つなどありませんでした。

それは、私にとってなかなか衝撃的で、思わず、ひとりで大笑いしてしまいました。

老眼で、細かいものが見えづらくなってきたせいか、自分の顔面の細かいところも見え辛くなっていたのです。

20代の頃、「どうしてオバさんは、ひげを生やしていて平気なんだろう」と思っていました。
あれは「ひげを生やしてる」のではなく「見えていなかった」のだと気付きました。

休まなければ、走り続けることは出来ない

年齢を重ねて行く時の不具合は、歓迎できるものではありませんが、今のところ私の中では「新しい発見」になっています。
最近、ストレスや忙しさで、心も体も不調でしたが、元気に仕事をして生きて行くには、頑張るだけではなく「自分を労ること」も必要だと思いました。

今まで、心も体も最大限に頑張ることばかり考えて、自分自身を労ることを忘れていたように感じます。趣味やリラックスタイムすら「しなければいけないこと」に組み入れていた気がします。

離婚をして以来、不安をかき消して何とか生きて行こうと、私の日常は「やることリスト」で埋め尽くされていました。走って、走って、苦しくても、泣けて来ても走り続けてきました。立ち止まったら、不安が襲って来て人生が終わってしまうような気がしていたからです。

けれど、休まなければ走り続けることは出来ません。

疲れた時、苦しいときは、十分に休んで、また走ればいい。休んだって終わりじゃない。
心も体も辛かった先月。こんなことに気付けたのは、良かったと思います。

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シングル,人生

Posted by Hana