個人情報ダダ漏れ?! 結婚相談所から入会の勧誘電話
先日、見覚えのない番号から携帯電話に着信がありました。仕事の電話かも、と出てみると、結婚相談所からの入会勧誘の電話でした。今時は、結婚相談所からこんな電話が来るのかとびっくりしましたが、一体、どこが私の個人情報を売ったのか?と思いました。
私が独身だと言う事が分かっていて電話をしてきているのですから、私の電話番号と一緒に独身だという情報も一緒に出回っていると言うことになります。
どこから私の個人情報が流れた?
電話の主に「どこからこの番号を知ったんですか?」と聞くと、名簿があると答えました。どこから入手したのか聞くと、業者から買ったと言います。なんでも、3〜10年くらい前の情報が載った名簿を業者から買ったのだそうです。
ちょうど、少し時間があったので「結婚相談所」の営業電話に付き合ってみることにしました。一体、どこまで私の情報が名簿に載っているのか知りたかったからです。
その相談所は、口コミ情報も悪くはない、ほどほどの規模のところでした。電話の主は私よりも年上と思われる女性でした。
彼女は、私が独身かどうかの情報までは記載されておらず、電話してから、その人の年代や未婚・既婚が分かると言っていましたが、お金を払って名簿を買うのに、そんなざっくりしすぎた名簿を買うはずがありません。ちゃんと、ターゲットを絞った名簿を買っているはずです。
私に電話してくるなら、相手は、私の年齢、離婚歴があることまで把握しているのではないかと思います。
ダダ漏れの個人情報
話を聞いていると、その端々に、私が婚活経験者であることや離婚歴があることを知っている感が滲みでています。その相談所に登録している会員の話や成婚エピソードに登場する男性の年代、離婚経験者を前提としたようなキーワード……。
年齢や独身かどうかを聞かれましたが、私は「そう言った個人情報をお伝えする気はありません」と答えたにもかかわらず、独身者と想定した話しかしませんし、一向に営業トークは終わりません。
その終わりがけ、彼女は「貴重なお時間取らせてすみませんでした。お仕事中でしたか?」と言いました。
そう思うなら電話してくるなよ、と思いながら「ですね。仕事しながら電話してました」と言うと「そうですよね。(私の職業)ですものね」と答えました。
私、自分の職業をあなたに一度も言っていないんですけど……🙄
どうやら、名簿には、職業もしっかり記載されているようです。
住所と名前、電話番号だけの名簿だなんて、真っ赤な嘘でしょう。
おそらく、名簿には、年齢や婚歴、もしかすると年収まで記載されているのかもしれません。何となく、どのあたりから流出したものか分かったような気もします。
個人情報保護もへったくれもありません。
私は一度も、第3者が私の個人情報を売買をすることに同意した記憶はありません。
そして、どんなに勧誘されても、私は婚活を再開する気はありません。婚活にエネルギーを使うより仕事に使った方がよっぽど有意義です。
相談所の彼女は、「50〜60代のダンディで資産もある、いい会員さんがたくさんいますよ」なんて言っていましたが、そんな人は相談所で婚活しなくてもいいはずです。正直、今の私にとって、婚活は時間とお金とエネルギーの無駄遣いです。
結婚が幸せの全てなのか
人の幸せは結婚してこそ、と言わんばかりだった入会の勧誘電話。人の幸せは人それぞれで、色々な幸せの形があるはずです。けれど、世の中の多くの人は「結婚こそ幸せ」と独身でいる人間に対してそれをアピールします。
「残りの人生、一緒に旅行をしたり、一緒に美味しいものを食べる人がいた方が幸せでしょ?」
そんな言葉は、とても押し付けがましく感じます。
20代の夢見る乙女でもあるまいし、結婚に夢など持てません。二度の離婚やその後の婚活の影響で、私は男性を信用することもできません。
結婚相談所の方が、ネット婚活よりも「マトモ」な人がいるでしょう。けれど、もしも、その人が外面のいいモラハラ男だったら?暴力男だったら?と、そんなことを考えてしまいます。
それなら、1人でいた方がずっと楽ですし、私は自分が、男性から愛されて大切にされるタイプだとも思えません。
人にはそれぞれ、違った幸せの形があると思います。きっとお互いに愛しあえる人と出会えれば、それは幸せでしょう。けれど、それが「唯一の幸せ」ではありません。私は残念ながら、愛した人には愛されず、気持ちを利用されて終わってしまいました。
私の幸せは、きっともっと違う形で存在するのだと感じます。今も、パートナーが欲しかったと思うことがあるのは確かですし、パートナーのいる人や、家族のいる人が羨ましいと思うことも確かです。
孤独でさびしく、不安を感じる日も多くあります。
けれど、それを乗り越えて、自分の幸せを見つけたい、そう思います。