婚活のユウウツ 「子供がほしい」50代後半以降の婚活男性たち

婚活のユウウツ


婚活を止めた私ですが、今も時々、以前会員だった「相談所」から送られてくるメールで男性会員のプロフィールを目にする機会があります。1人で生きる覚悟をしたとは言え、「パートナーと出会えるなら出会いたい」という、消極的な思いがあるのでしょう、つい添えられて来たプロフィールを見てしまいます。けれど、大抵それは「ゆううつな気分」になるものです。

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50代後半でも子供を望む男性たち

国際結婚を扱う相談所から送られてくるそのプロフィールは、休暇などで来日予定の男性会員のもので、会員期限が切れた元会員も特別に申し込みが出来ると言うものです。相手も興味を示せばメールなどでやり取りをし、来日した時に会えるという仕組みです。
今まで、何度もそんなメールが来て、プロフィールを見ましたが、私が申し込みをする事はありませんでした。もちろん、良いと思う人はいましたが、プロフィールのある欄を見ると、どうしても申し込む事が出来ませんでした。

彼らは50代後半から60代前半で、アラフィフの私にはマッチする年代と言えます。仕事や趣味、自己紹介などを読み、興味を持った人も何人かいました。けれど「子供」に関する欄を見ると、ほぼ全員「子供が欲しい」にチェックが入っているのです。離婚歴があり、既に子供がいる人も、です。
その度に、「あぁ、ダメだ」とがっくりしてしまいます。申し込んでも、相手が私に興味を示してくれると限りませんが、「門前払い」された気分になってしまうのです。もう子供を産めない私は、子供を希望する人に申し込む勇気も図々しさも持てません。

まず条件ありきの婚活

男性は、いくつになっても「子供」を希望し、子供を産める年齢の若い女性と結婚出来る可能性があります。けれど、女性には本人が望まなくてもタイムリミットがやってきます。それは婚活市場において、男性から「価値なし」と見なされる時でもあります。
子供が持てなくても、それをカバーする美貌やキャリア、資産があれば事情は少し違ってくるのかも知れませんが、私にはどれもありません。
以前は、「離婚歴や年齢で女性の価値を決めて欲しくない」と息巻いていましたが、「若さ」は女性にとって最も価値のあるものだと認めざるを得ません。それがなければ、「美貌」や「キャリア」で補う必要があるのでしょう。

仕事や趣味など、婚活以外の場での出会いならそうでもないのでしょうが、条件から入る婚活では、何よりも「条件」です。それをクリアしなければ相手と知り合う機会すら与えられません。

子供を希望する50代後半以降への疑問

私は、子供を希望する50代後半以降の男性に対して、素朴な疑問があります。子供を持ったとして、その子供が成人する時に、自分はいくつになっているのかを考えているのか?と言うことです。生きていない可能性だってあります。自分がリタイアしたら、妻が生活を支え教育費を稼ぐ計画なのでしょうか?資産が十分にある男性なら、そんな心配はないのだと思いますが、そんな男性が相談所を使った「婚活」しているとは思えません。
「子供が欲しいから若い女性を希望」と言いますが、不妊の原因の半分は男性にもあります。彼らは、そのあたりを医療機関でチェック済みなのでしょうか?「更年期」と女性を見下す男性もいますが、男性だって劣化していくのです。

50代後半子持ち男性に断られた理由

以前、50代後半のヨーロッパ人男性とお見合いした事があります。日本在住で、まだ3歳の子供がいる人でした。相手の希望でお見合いし、何度か会った後に断られたのですが、その理由は「収入と年齢」でした。「そんなもの、プロフィールを見て分かっている事じゃなかったの?3ヶ月以上経ってその理由?」と嫌な気分になりました。当時の私は、彼より10歳年下でした。
けれど彼は、もっと若くて高収入の女性、自分が亡くなった後も子供の世話を十分に出来る人がよいと言うのです。年齢を理由にされると受け入れるしかありません。既に、彼はそんな女性と出会ったのかも知れません。

正直なところ、私だって3歳児のいる男性と結婚するのは、とても難しいところです。その子供が成人するのは60歳を過ぎてから、相手の男性は70歳を過ぎた頃です。それでも、交際が上手くいって信頼出来る相手なら、前向きに考えようと思っていました。けれど、幸か不幸か、相手が断って来たのです。もしかすると、私の年齢と子供の年齢を考えた上での「思いやり」だったのかもしれません。

いずれにせよ、私は色々な意味で「男性に愛されるタイプ」の女性ではない事は確かなようです。
1人で過ごす人生、嵐の日も吹雪の日も、雑草のように、強くまっずぐに生きたい。そう思う今日この頃です。

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Posted by Hana