ケチなお金持ちにタカられる 不良債権化する困った人たち

その時私は30代だった

豚の貯金箱

私の周りは、どちらかと言うと裕福な人が多いです。もともと実家が裕福な人から、いわゆる成金さんまで色々なパターンがあり、その中には「ケチなお金持ち」もいます。彼らはかなり困った人で、立て替えたお金を払ってくれなかったり、約束を守らなかったりします。今は、そのタイプの人たちとはあまり関わらないようにしていますが、30代の頃はそう言う人たちと関わらざるを得ないことも多々ありました。

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人を馬鹿にするお金持ち

関わらざるを得なかった「困ったお金持ち」の人は、ちょっとした会社の経営者だったり、役員だったりしました。仕事の関係だったことから無下にもできなかったのです。今思えば、立派なパワハラかもしれません。
彼らは、いつも「それは庶民の持つものだね」とか「庶民の行く店」などと言って、人を馬鹿にしていました。私の着ている洋服にまで「どこのブランドか分からないものなんて、よく着られるね」なんてケチをつけたことがあります。当時の私は怖いもの知らずだったので「そんなでかでかとブランドマークの入ったものを持ってる方が恥ずかしいですよ」なんて反撃していましたっけ……😅

彼らは、仕事の約束を守らなかったり、支払いが滞ったりもしたので、私は、相手が約束をきっちり守るように、せっせと契約書を作ったり、しつこく催促したりしていました。それでも、のらりくらりと逃げる彼らにげんなりしていた、当時の私について書いた記事を見つけました。

タイトルは、「不良債権化した、困った人たち」です。当時の記事には「あなたのものは僕のもの〜あきれた人たちの生態〜」なんてサブタイトルまでついています。よっぽど頭にきていたのだなぁ、と思います。

不良債権化した、困った人たち by 17年位前の私

私は、約束を守れない奴が嫌いだ。自分から約束したことを守らないなんぞ、言語道断である。誠意というものが感じられないからだ。
事実、私の周りにそう言う人がいて、自分の主張は押し通すくせに、自分からした約束を守ってくれない。約束を守らないことを指摘しても、平気だ。
私は約束が守られないことで、正直、大変な思いをしている。しかし、相手は私が本当に困っているなど夢にも思っていないようで、私はますます腹が立つのである。

不良債権化する人たち

こう言うことを平気でする輩は、「ちょっと金持ち」に多い。自分で買わずに人のものをうまく使ったり、相手が損しようが困ろうが自分(だけ)にメリットがある方向へ持っていって、それによって浮いたお金を貯め込むのだ。日々数百円単位で生活している私から、奴らはうまいこと巻き上げている。
数万円もするものをポンと買えるくせに、私が貸したお金を返してくれない。それどころか、後で払うというので買ってきてあげた商品の代金を催促すると、「500円くらいでガタガタ言わないで」と言う。そんなこんなで、かなりの金額が不良債権化しているが、回収できる見込みはなさそうである。

今の私:その後、がっちり回収はしたから安心せよ!👍

人に眉をひそめられてまでお金持ちになりたくない

お金持ちになりたいと思うけれど、こんな小金持ちや、同じマンションに生息している挨拶さえしない勘違いした「成金」みたいにはなりたくないと思う。
私は子供のころから「人の嫌がることをしてはいけません」と言われてきた。
きちんと挨拶しましょう、人に何かしてもらったら「ありがとう」を言いましょう。約束を守りましょう。そんな当たり前だと思っていたことが、当たり前ではない世の中なんだなぁと思う。
朝の出勤時間、エレベータで乗り合わせた同じマンションの住人に挨拶したら、怪訝な目で見られたり、子供連れだからとエレベータのドアを押さえていてあげても、ありがとうどころか、私と目も会わせずに当然の事のようにさっさと降りて行く成金の奥さん。

今の私:今は、普通に挨拶を無視する人、多いなぁ……

こんな人たちに、腹を立てたり気分を害されたりしているけれど、ふと、「なんだか、この人たちは損してるんじゃないかなぁ」と思う。
小さなことに感謝するっていうのは、「ささやかな幸せ」につながっていくのではないかなぁ、と私は思うのだけど。

今の私:やっぱり、世の中お金なのかしら?と思う今日この頃😅

さて、あの人は今

さて、ここに登場した「お金持ち」さんの一人とは、もう10年近く会っていなかったのですが、昨年、偶然街中で遭遇しました。若干、老けてはいましたが(お互い様😅)、相変わらずの様子。彼は、近くの某老舗ホテルのティールームを指して「コーヒーでもどう?」と言いました。
私は、此の期に及んでタカられたくなかったので、警戒心丸出しにして「◯◯さんの奢りなら行きますよ。今お財布持ってないですから」と答えると「分かった、分かった」と言うので、ものすごく久しぶりに高級感漂う空間に入りました。

彼は、あれから会社をいくつか作って、潰したそうです。😱
その会社の借金がある、と言う割には羽振りが良さそうなので、「そんなこと言って、お金隠してるんじゃないですか?」と言うと、笑ってごまかしました。そして、ケチな彼が「ケーキでも頼んだら?」と言うので、何か裏があるのでは?と警戒していたところ、彼の口から出たのは

「まだ、フリーランスで仕事してるでしょ?この金額で、請求書を作ってくれないかなぁ」

……そう来たか😑

手数料をいくらか払うから、と言いますが、よーく計算すると彼が得します。
変わってないなぁ、この人、と思いました。

「私が損して、◯◯さんを得させる義理がどこにあるんですか?あほらしい」
と断ったのは言うまでもありません。

私は持っていなかったはずのお財布を出して、自分のコーヒー代を置いてさっさと退場しました。
どうせ、高いコーヒーを飲むのなら、もっとゆっくりいい気分で飲みたかったなぁ……、と思いながら。

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困った人たち

Posted by Hana