それって「改正」なの? 入管法改正案と困った外国人たち

雑感

多肉植物

何かと話題になっている中身はすっかすかの入管法改正案。単純労働を行う外国人労働者を増やして労働力を拡大しようと言う狙いのようですが、私には小泉政権時代の派遣法の改正を彷彿させます。
それまで高い技術を持つ専門職のみだったものから、それ以外の単純労働まで職種を拡大した事で、派遣の価値と賃金ががっくりと下がりました。今では「派遣なんて最下層」とバカにされる状況です。
専門職の派遣だった私たちには、それは「派遣法の改正」ではなく「改悪」でしかありませんでした。

入管法改正案の前に、今現在、不当な状況で働いている技能実習生たちをどうにかしてあげなよ、と思ってしまいます。

スポンサーリンク

イマイチわからない入管法改正案

改正で新しく設けられる在留資格は「特定技能1号」と「特定技能2号」の2種類。1号は『最長5年、家族帯同不可、一定の知識・経験を要する業務に就く』、2号は『在留期間更新可、配偶者や子どもの帯同可、熟練した技能が必要な業務に就く』なのだそうです。
1号は試験なしで、これがいわゆる単純労働をする資格にあたるものかと思います。2号は日本語と仕事に必要なスキルの試験をするようで、永住への道につながる資格だとか。
在留資格としては、技能実習生で来日→特定技能1号→特定技能2号→永住権、という流れになるようです。

ぶっちゃけ、移民政策じゃないの?
と、私も思います。

この先、外国人の労働力も必要になってくるのだと思いますが、でも、この改正案はあまりにも急ぎすぎ、適当すぎ、詰めが甘すぎ、としか言えません。

そもそも、どんな業種でどれくらいの外国人を受け入れるのか、対象になる技能は何なのかもまだ「検討中」だとかなんとか……。
もっとじっくり細かいことまで詰めてから改正案出しなよ、会社のプレゼンだったらお話にならんがね、と思います。

9月の総裁選があるから、なんでしょうねぇ、きっと。

政治家なんて、結局、自分の利益しか考えてないのか、と改めて思ってしまいます。

政治やら法律には詳しくない私は、今だってコンビニやデリバリーとか外国人がいいっぱい働いているじゃない、あえて単純労働をする外国人を大手を広げて「いらっしゃーい」とやる意味がよくわかりません。

外国人に手厚い日本の社会保障制度

こんな作りかけのプレゼンみたいな内容で入管法改正案を審議するよりも、私は日本の社会保険制度を悪用する外国人たちをどうにかして欲しいと思います。特にアジアの某国あたりからやってくる人たちは、扶養控除や社会保険を不正に利用しているケースが多く見受けられます。

3ヶ月以上の在留資格で健康保険に入れるなんて、そもそも、そこからおかしいと私は思います。外国人登録制度が廃止される2012年以前は、1年以上の在留資格が必要だったのに、なぜそうしたのか納得できる理由が知りたいところです。これは「改悪」としか言えません。
よく覚えていませんが、オーストラリアでは永住権がなければメディケア(健康保険)には入れなかったように思います。

現状の法律では、海外に住む外国人労働者の家族も日本の健康保険を使えると言うのですから、驚きです。そんな「外国人に手厚い社会保険制度」を悪用する外国人たちは後を絶たないようです。

なぜ、日本政府はこんな節穴だらけの仕組みを放置しているのか謎でしかありません。

さらに、不届きな外国人たちは、外国に住む親族を扶養家族にして扶養控除を増やすことで所得を下げ、所得税や市県民税も非課税になり健康保険料も最低額しか払いません。
悪質な人たちは、年収500万以上あるのに、何十人もの扶養親族のおかげで「低所得者」になり公営住宅に住んだり、生活保護費を受給したりしています。

実際に、身近にこのようなケースがあって、彼らはそれを自慢げに「日本なら働かなくても国が食わせてくれる」なんて言っているのです。

入管法が改正されれば、特定技能2号の家族も日本に住むことができます。そして彼らの妻は3号被保険者として健康保険を使う権利と年金の受給資格まで与えられるでしょう。納税も保険料も納めず、日本の健康保険を使うことができ、日本の年金を受給できるということです。

一体、その財源は、どこから?

ただでさえ、社会保障費が足りないのに、なぜ納税しない外国人配偶者まで優遇するのでしょうか?納税者の立場から言えば「まったくもって納得できない」の一言に尽きます。(夫が日本人ならば、納得できますが……)
日本人の低所得者は、年金が払えなければ、受け取る年金が減額されるのを覚悟して免除申請をするしかないのに、無職の外国人配偶者は3号被保険者として1円もお金を払わずに年金に加入し健康保険を使えるなんて、不公平を通り越して「間違った仕組み」としか思えません。

真面目に仕事をし技術を身につけて母国へ戻る外国人も、日本で納税し、真面目に仕事を続けている外国人も多くいます。そんな人たちばかりなら良いのですが、日本の社会保険制度を悪用する困った外国人がいるのも現実です。

入管法を改正するよりも、外国人に悪用されない社会保険制度を見直す方が先でしょ?と思います。

郷に入っても郷に従わぬ、な外国人たち

外国人の中には、日本の習慣やルールを無視して母国のルールのまま生活している人たちがいます。私は、外国人労働者が増えた結果、治安が悪くなるのが心配でなりません。

私の住んでいる地域は外国人が比較的多いのですが、特に某国の人たちには辟易してしまいます。彼らは「自分の国ではこれでいい」と言って、ルールを守りません。

その代表的なものがゴミ出しです。
彼らは分別することも、ゴミ出しの日も守りません。粗大ゴミも放置します。ゴミ出し場とマンションのエントランスには各国語のゴミ出しに関する一覧表が貼られているので、日本語がわからない、なんて言い訳は通用しません。

いつだったか、私がゴミを出しに行くと粗大ゴミを置いている某国の入居者がいました。その日は粗大ゴミの日でもなく、そのゴミに粗大ゴミ券が貼られているわけでもありませんでした。
私は「今日は粗大ゴミの日じゃないですよ。それに、粗大ゴミは役所に電話してチケットを買って貼らないと回収されませんよ」と言うと、その某国人は「私の国ではそんなことしなくていい」とさも当たり前かのように答えました。

正直、彼らのゴミ出しマナーの悪さにげんなりしていた私は、「ここは日本ですから、日本のルールを守ってください」と言ってしまいました。
すると、彼は「私の国ではいつでも捨てたいゴミは捨ててもいい」と意味不明な主張をします。イラっときた私は「だから、ここは日本!自分の国では云々とか言うなら、国に持って帰って捨てなさい!」と言いました。

彼は「は?こんなの持って帰れるわけない」と全く悪びれていません。
ブチっときた私が「じゃ、日本のルールを守れ!守れないなら、そのゴミを持って国に帰れ!」と強く言うと、彼はブツブツ言いながら、一旦ゴミを持ち帰りましたが、翌朝、そのゴミはゴミ置場に放置されていました。

そんなことが続くので、私の住んでいる物件のゴミ置場には、監視カメラがつけられました。管理会社からは「誰がルールを守っていないかは分かっている。守れない人には退去してもらう」と御達しがありました。
その後、その某国人は見かけなくなったので退去になったのかもしれません。他にも同国の入居者がいなくなっていました。

外国人が増えると、やっぱり治安が悪くなると言うのは否定しきれません。夜中までベランダで大声で騒ぐ人や、たむろした後にゴミをそのまま置いて行く人、よっぱらって喧嘩をする人たち。
同じようなことをするのは日本人にもいますが、個人的に感じるのは、某エリアの国の外国人が多い地域は特にひどいように思います。

自国の文化や習慣を大切にすることは大切ですし、尊重しなければならないことですが、日々の暮らしの中で守らなければならないルールやマナーは、居住国のものを従うべきだと思います。
私だって、他国に居住していれば、その国のルールやマナーを守りますし、そこの文化や習慣を尊重します。

永住権 欧米に比べるとタダみたいな費用

ところで、日本のビザや永住権に関わる書類や費用は他国に比べて少なく、破格なくらい安いことをご存知でしょうか?
おそらく、ビザの申請業務や申請に関わったことがなければ知らないことではないかと思います。
私は元夫が外国人だったことや、職場に外国人がいたこともあって、ビザの申請書類を揃えたり、申請を行ったことが何度かあります。
確かに、書類は多く面倒臭いですが、オーストラリアやアメリカ、イギリスと比べると書類の数も少なく手間も費用もかかりません。

特に、費用に関してはゼロが一つ足りないのでは?と思うくらい安いです。
日本の永住権申請にかかる費用はたった8000円です。元夫の場合は最初に在留資格の変更をしなければならなかったので4000円かかりましたが、通常の在留資格の申請には手数料はかかりません。

海外の場合、例えばオーストラリアの場合は配偶者ビザの申請だけで7000ドルくらいかかります。配偶者ビザ取得後の永住権の申請費用も含んでいますが、日本円にして70万(!)くらいです。(私が申請しようとした当時は40万くらいだったような…)さらに、健康診断書や無犯罪証明書なども必要で、その費用や手間もかかります。アメリカは配偶者ビザが20万くらい、グリーンカードは40万以上、イギリスは配偶者ビザだけで50万くらいのようです。
書類も日本の申請書よりも複雑で項目も多く、提出しなければならない書類も多いです。

とにかく、配偶者ビザを取るだけでも大変で、永住権となるとさらに面接などもあって、簡単にはとれません。イギリスは語学力のテストもあります。

それに比べると、日本のビザや永住権はタダみたいな値段です。個人的には海外並みに高くしてもいいのではないの?と思います。特に日本の永住権は配偶者ビザからの申請の場合(出身国にもよると思いますが)あっけないほど簡単です。日本語の試験もありません。
そんな仕組みが、外国人に悪用され偽装結婚だの詐欺だのが横行するのだと思います。まあ、私の元夫もそれに近い感じでしたが……。

外国人労働者の3号被保険者は要らない

日本は自国民よりも、外国人に手厚い国だと思います。私は、入管法を改正する前に、もっと先にやることがあるだろう、と思います。

外国人が扶養親族に申請できるのは日本国内に居住している二親等以内2人までにするとか、健康保険が使えるのは在留期間が1年以上の本人のみとか、日本国籍を持たない配偶者は3号適用外とか。
年金も健康保険も必要なら、自分で保険料を払うべきです。納税もしていない外国人を優遇必要がどこにあるのか私には疑問です。外国人労働者の外国人配偶者を3号にする必要がどこにあるのか?と思います。

日本の社会保険制度を外国人が悪用しない仕組みをまず作れ!そう思います。

低所得のシングルが申し込みできない公営住宅にも、ろくに納税していない外国人労働者の家族は申し込めるのも、全く納得できません。
母国の親族を何人も扶養家族にして所得を低くして、無職の配偶者は3号で年金も健康保険料もタダ。そして、バカみたいに安い家賃の公営住宅から、一家でブランド物を身につけて出てくるのを見た時は、何とも言えない気分になりました。

私は決して移民や外国人労働者に反対しているわけではありません。
ただ、現状の歪んだ不公平な仕組みを何とかしてほしいと思うのです。そして、お金持ちも貧乏人も、シングルもファミリーも、日本人も外国人も幸せに暮らせる国になってほしい、そう思います。

スポンサーリンク

困った人たち

Posted by Hana