短絡的で傲慢に感じる「貧困は絶対的に自己責任」発言

シングルのユウウツ


ある落語家が、「貧困は絶対的に自分の責任」と発言したことで、炎上しているというニュースをネットで目にしました。彼は「働けないなら生活保護もある。この国では、どうしたって生きていける」とも言ったようです。果たして本当にそうなのでしょうか?
私には、彼が本当の「貧困」を知っているとは思えませんし、とても傲慢な意見ではないかと思います。

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「貧困が自己責任」は、あまりにも短絡的な発想

私は、その落語家の発言内容を詳しくは知りません。ネットニュースで見ただけの内容しか知りませんが、そこからは「貧困は、本人が怠けているから」と言う印象も受けます。世の中には「自己責任」といえる貧困もあるでしょう。けれど、十把一絡げに「貧困が絶対的に自己責任」と言うのは、あまりにも短絡的で、世間知らずと言えるのではないでしょうか?
ご本人も若い頃にお金がなくて苦労したらしいですが、「所詮、金持ちの貧乏ごっこ」だったんじゃないの?とすら思います。

彼は「真面目に働いても働いても貧困から抜け出せない」というワーキングプアを理解出来ないのでしょう。

「貧困」は、努力や能力と関係なく起こりうる、と私は思います。ハンディを持っている人、勤務先の倒産、離婚や親の介護、病気や事故……。自分がコントロールできない何かが起こった時に、突然「貧困」はやってきます。
十分な貯蓄や援助してくれる親、件の落語家のように親の名前を襲名するような「お家柄」なら、一時的にお金の苦労はするでしょうが、本当の「貧困」を経験する事はないかもしれません。

努力や真面目さが報われない世の中

寝る間を惜しんで働いても、努力しても、能力があっても、「貧困」からは、なかなか抜け出せません。世の中には、怠惰な人や能力が高くない人でも、職場や親、配偶者に恵まれて「良い生活」をしている人はいます。それはもう「運」としか言えません。

「貧困が絶対的に自己責任」と言うなら、公平で、努力が報われる世の中でなければいけません。
真面目に努力しても、ズルをした人が「手柄」を奪っていったり、誰かを踏みつけて幸せになる人がいてはいけません。
「正直者が馬鹿を見る」世の中ではいけないのです。

先進国で福祉は最低レベルの国、日本

アメリカ人の知人に、離婚が原因で「貧困状態」に陥った人を知っていますが、彼らは政府から食費や光熱費などの補助を受けています。
日本のように「シングル」を理由に、殆どの援助を申請すら出来ない日本と違い、困っていれば政府からの援助を受ける事が出来るそうです。健康保険制度を除けば、日本の福祉制度は差別的でお粗末としか言えません。
アメリカの医療保険は最悪ですが、日本は、医療保険以外は最低だと感じます。

日本は、必要な人が援助を受けられず、コネのある人やズルをする人が不正に補助を受けていたり、公営住宅に入居していたりします。そして、不正に補助金を受け取っている外国人も多いです。日本国籍を持たず、税金もきちんと払っていないかもしれない外国人が保護を受け、本当に保護が必要な日本人が保護を受けられないのです。

日本は、力のあるものに優しく、弱者に冷たいと感じます。お金持ちは様々な恩恵を受けられますが、低所得者は少ない所得からとられる一方です。
特に独身者は、高い税金を取られるだけで、何の恩恵も受けられません。

夢も希望もない国、日本

日本を動かしている政治家やお役人の本音も、おそらくこの落語家と同じなのではないかと思います。「貧困」を知らない上に「想像力」も欠如した人達が国を動かしているのです。

私は、パートナーもおらず、非正規雇用、老後の夢など持てません。未来を考えると絶望的です。不安でたまりませんし、それは恐怖に近い気持ちです。
シングルでは、どんなに所得が低くても公営住宅への申し込みすらできません。「シングルは人にあらず」という扱いを受ける度、もう、笑うしかありません。
けれど、それに負けず、何とか希望を持って、頑張って、この状況から抜け出そうと努力しています。そうしているのは、私だけではないはずです。「貧困状態」の殆どの人が、何とかしようと頑張っているはずです。それを「貧困は絶対的に自己責任」などと言われると「若い時にちょっと苦労しただけのアンタに何が分かる」と言いたくなってしまいます。

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シングル, 貧乏

Posted by Hana