仕事と「お友達価格」のゆううつ ハンドメイドの勘違い

困った人たち


私には、ハンドメイドで得意な分野があります。サイドビジネスとしてお店にも置いてもらっているので、一応「プロ」の分野だと言えます。それを知った人が、私に制作を依頼してくれるのはとても嬉しいことなのですが、それが近い人であればあるほど面倒なことになるケースがあります。

スポンサーリンク

ハンドメイド お友達価格の恐怖

あれこれ注文をつけた後に、安くしてくれと値切る人が、かなりの確率で存在します。「お友達価格で」とか「手作りなんだから」というのです。彼らの要求する「お友達価格」は量産品の既製品よりも安い価格だったり、「手作りは安い」と勘違いしていたりします。そもそも、お友達ではない人が、こう言う場面になると急に「お友達」に変身するのが不思議です。🙄

手作り品は、既製品よりも劣るものでも、安くできるものでもありません。一般的に「作家(職人)が作った作品」などは、お値段はかなり高めです。ところが「手作り」という言葉になると、急にチープなイメージがつきまとうのです。

どうやら、ハンドメイドの品は「趣味で作っている素人の作品」と思っている人も多いようです。実際に、私と同じものを作っている人の中にも「素人に毛が生えた」レベルの人もいます。某ハンドメイドマーケットを覗いて見ると、作品の注釈に「素人の手作り品ですのでその点ご理解ください」とあるものもあります。誰でも自分の作ったものを売ることができる環境が「ハンドメイド=チープ」という図式を作っているのではないかと思います。時々、ハンドメイドは、不用品を安く売るフリーマーケットの品と同列に考えらえることもあるようです。

ハンドメイドは安くない

私が作っているものは「プロ」として恥ずかしくないもので、安く叩き売れるものではありません。

先日も、依頼があったので「予算は?それに合わせて作るから」というと、「できるだけ安く。でも安っぽいのは嫌」という答え。

作り手が、一番困る答えです。

相手は、予算を言わずにギリギリまで安く済まそうとしているのが透けて見えます。「具体的な予算を言ってくれないと作れない」と言うと、「お金がそんなにないから、できるだけ安く」の一点張り。そもそも、「安っぽいのは嫌だけど、安くして」というのが矛盾しています。「お金がないならオーダーしないで、安い既製品がいくらでもあるでしょ」と心の中で思ってしまいました。😅

もう断ろうかと思ったのですが、彼女はちょっと問題のある人で、断ったら断ったで面倒くさいことになります。仕方がないので、こちらから予算を提示して了解をとりました。

ところが、彼女は翌日から、次々と追加の要望をメールしてくるのです。予算的にそれは無理だと言っても「できたらでいから」と言います。そんなことが何度もあったあと、今日も入手が難しい素材をリクエストするので、心底うんざりしてしまいました。😵 はっきりと「予算的にその素材は無理だし、入手もできない」と断ったのですが「手に入ったらでいいから。あの素材、大好きなの」とダメ押し。

こういうタイプの人の思考回路って、一体どうなっているのでしょう?できないと言っているのに、なぜそれが理解できないのでしょう?

彼女の要望を聞いていたら、赤字になってしまうので、今まで制作した素材から出た「余り」の中から「高級」な部類のものを集めて「安っぽくない」ものを作ることにしました。それでも制作時間を考えると赤字ギリギリです。正直なところ、さっさと作って納品して、彼女とは疎遠にしたいところです。

そんな理由から、私は「友達価格」を要求する人からの仕事は受けないようにしています。
けれど、今回のように「断ると面倒」なことになる人もいるのが困ったところです。

優しいからお願いを聞いてくれるよ、の無理難題

時々、こんな風に、私は身勝手な人やわがままな人に振り回されて、ぐったりと疲れてしまっています。私は周りから見ると「優しい人」のようです。自分ではそんな風に思っていませんでしたが、どうやらそう思われているようです。(ちょっとびっくり)

確かに、愚痴ることはありますが余程のことでない限り怒りませんし、周りの人たちとはお互いに気分良く過ごせるように努力はしています。誰かに何かを頼まれれば、出来る範囲でお手伝いします。それを「優しい」といえば優しいのかもしれません。私としては「私って腹黒い」と思っているのですが…😅

そんな「腹黒い私」に対して、「あの人は、怒らないし優しいから、お願いを聞いてくれるよ」などと言って、無理難題や理不尽なことを押し付けてくる人もいます。断っても断っても、彼らはしつこくやってくるので、滅多に怒らない私がきつく断る羽目になります。すると急に「あの人怖い」と噂を振りまくのです。(私としては、「怖い人」と言われていた方が楽かも💦)

生きていると、生きることに疲れてしまったり、うんざりすることは、誰にでもあることだと思います。悲しいことがあったり、嫌なことがあったり、辛いことがあったり……。生きていると色々なことが起こり、それは楽しいことばかりではありません。それが人生だと言われればそうなのですが、できれば穏やかな心で日々を過ごしたいところです。

スポンサーリンク

困った人たち

Posted by Hana