非正規雇用は親の葬儀でも有給休暇を使えない現実

マイライフ

困った猫

まだまだ、葬儀後の行政手続きなどで仕事を休んでいるのですが、慶弔休暇がないのは非正規雇用では普通として、私のところは有給扱いにもなりません。
契約書には有給休暇がある旨が記載され、入院時に有給を使ったという同じ派遣元の同僚もいます。けれど、私が母の葬儀で休むことを連絡した際に「有給扱いにするのは厳しいと思ってください」と言われました。

スポンサーリンク

有給休暇は契約書に記載されているだけ

こんなところでも格差があるのかと思うと悲しくなりました。ただでも不安定な非正規雇用、親の葬儀で1週間仕事を休んだ後は、なけなしの預金を崩すことになります。(こんな時のためにコツコツ貯めていたのですが)

結局のところ、有給休暇は書面に記されているだけで、現実には使えないと言うことです。担当者は週に○○時間以上でないと使えない、と言ったのですが、そもそも契約上それだけの時間をそこで働くことは出来ません。

親の葬儀ですら、契約書上にある有給をとれないって、あまりにも非情だな、と思います。
ダメ元で「有給は使えないですか?」と聞いたので「あぁ、やっぱりね」とは思いましたが、せめてお通夜と葬儀の2日くらい有給にしてくれたっていいじゃない、と。

7年間、一度も欠勤や遅刻なしで働いてきた職場です。現場の担当者に至ってはお悔やみの言葉すらなく「分かりました」とだけでした。正規雇用の関係者の訃報は一斉に連絡がくるのに、どうやら非正規は無視のようです。

それが、非正規雇用の現実なのかもしれません。別に、それでも構いませんが、取れない有給を契約書に書くのは、ある意味ブラックです。

非正規雇用は人ですらない?

葬儀後の行政手続きや、その他諸々で悲しむ間も無く、その後は生活費の心配もしなくてはなりません。父と弟だけになった実家には、度々通わなくてはならないでしょう。弟だけに負担をかけるわけにはいきませんし、父の心のケアも心配です。

これから、これまでよりもずっと生活は厳しくなるかも、なんて思うとやっぱり悲しむ暇はありません。どうやって、収入を補填して生活をするか、その方法を考えなければなりません。収入を確保できなければ、わずかな貯金がなくなったあと、路頭に迷ってしまいます。

慶弔休暇はなくとも、有給休暇を使える派遣会社などはありますので、これから派遣など非正規雇用で働く方は、この点を確認した方が良いと思います。葬儀後も、定期的に通わなければならない場合は尚更です。

それにしても、親の葬儀ですら1日も有給休暇が使えないのは、かなり厳しいです。
政府も「働き方改革」などと言うのなら、非正規雇用者のこんな事情も改革してほしいところです。7年間一度も時給が上がらず、親が亡くなっても1日の有給休暇すらもらえない、いくら非正規雇用でもこれはひどすぎると思います。

企業によっては、非正規雇用者を人扱いすらしていないのでは?と感じます。

そんな職場で働き続けるのは嫌ですが、50歳で別の職場を見つけるのはなかなか厳しいです。(が、別の働き口を探そうと思っています)

生活をサポートしてくれるパートナーがいれば、きっとこんな時、精神的にも経済的にも違うのだろうな、と思ってしまいます。

今の私はストレスを実感していませんが(忙しくて)、体は正直なようで、お腹はゆるゆる、高ストレス時にお決まり肌荒れがやってきています。おそらく、この先、ちょっと気が抜けた頃に、母がいなくなった悲しみで「うつ」がやってくる予感。その対策も講じておかねば……、と思います。

ある意味、ここに心の内を綴ることがストレスの軽減になっている気もします……。

スポンサーリンク

母のこと

Posted by Hana