もっと気楽に生きよう 苦しみとストレスの先に見えるもの

マイライフ

上を眺める猫

一時は危険な状態だった父は、状態が落ち着き受け入れ先の病院で空きが出たら転院という事になりました。父は、生体情報モニターも酸素マスクも外され、ただ眠っているだけのように見えます。
意識がまた戻るように感じますが、医師の診断では「意識が戻ることはない」とのことです。

そんな状態で父が生きていることは、嬉しいような悲しいような、複雑な気持ちです。本人にとっては、最も望まなかった状態かもしれないと思うと、父が可哀想にも感じます。

鼻からの栄養チューブだけをつけた父は「医療行為が必要なくなった」と言うことで、後期高齢者医療保険から介護保険に切り替えなければならないそうです。
転院先の病院との面談や、転院、介護保険の申請など、やらなければならないことが多くあります。
追記:転院先の病院で面談したところ「鼻からチューブで栄養」は医療行為だそうで、保健はそのまま「後期高齢者医療保険」でよいそうです。
胃ろう(直接胃に栄養を入れる)の場合は「介護保険」になるそうです。

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シングルは無理して当たり前?

今のところ、仕事で身動きが取れないので弟が色々と動いてくれていますが、申し訳ない気持ちでいっぱいになります💦
最近ここで毒を吐きつつ愚痴っている通り、仕事が大変な状況で、休むことができません。

こんな時くらい、休みたいです。収入が減っても休みたいです。

けれど、休めないのです。何人かの同僚がプロジェクトに参加していますが、みんなそれぞれの事情があり、無理はできません。家庭があってもなくても、無理ができない事情の重さはみんな同じです。

なのに「夫や子供、孫」は無理ができない理由になるのに、シングルの「意識不明の父親」が軽く見られるのは何故なのでしょう?
家庭のある人が、子供や孫に「出来るだけのことはしてあげたいから無理できない」と言う気持ちはよく分かります。だから、私も無理を言えません。

でも、同じように、私だって「出来るだけのことを父にしてあげたい」と思うのです。

なのに「自宅介護じゃなくて、入院だから負担が軽くていいね」などと言われると、理不尽さを感じられずにはいられません。確かに、自宅介護でなく入院でき、間違いなく介護認定5なので負担は軽くなります。
ですが、それを深刻な状況と理解されず、仕事で無理を強いられるのはある意味「ハラスメント」ではないのでしょうか?

大変な状況は、既婚未婚、子供がいてもいなくても、誰だって同じです。

私が怒りや理不尽さを感じるのは、他の「色々な事情」を抱えた同僚に対してではなく、息をするように「シングルだから」と扱いを差別する会社や経営者に対してです。申し分のないパートナーに恵まれ、素晴らしい子供達と孫、豊かな資産。そんな彼らは、離婚し、婚活もうまくいかず、低所得で貧乏暮らしをしている私を、無意識に見下しているのかもしれません。

無理しなきゃできない!なハードスケジュール

上司は、私の提案することを「あれもダメ、これもダメ、無理のない範囲で」と言いましたが、私には「あれも必要だし、これも必要、無理しなきゃ間に合わない」です。ダメ出しばかりして私に権限を与えず、責任ばかり押し付ける上司には、本当にイラッと来てしまいます。

いちばん納得できないのは、私の事情を知りながら責任者のように仕立て上げた上司の意図です。
そして、ハードなスケジュールを見ても、二言目には「無理しないで」と言う上司の言葉には、

無理しなきゃ出来ないの、わかんないの?!

とキレそうになります。

父親が意識不明でいつ何が起こってもわからない状況、転院や介護認定の手続き、自分の心の健康状態、仕事のためにキャンセルしなければならない多くのこと。

どうして、私はこんなに責任感を発揮しているのかとバカバカしくなります。頑張ったって最低賃金みたいな時給は変わりません。むしろ仕事を効率よく進めるために自腹を切ることすらあります。
その仕事のために、ずっと単価の良い仕事を休まざるを得ないこともあります。他の人は家庭の都合を優先して「その日は無理」と言えるのに、どうして私は他の仕事を休んでまでその仕事をしなければならないのか。

こんなに頑張って無理して、一体何のメリットがあるのだろう?と思います。

父のことだって、ものすごく悲しくて辛いのに、それを感じている暇すらありません。
「忙しい方が、気が紛れていいでしょ?」
なんて、言える人は神経を疑います。

ストレスの先に見えるものは何かを考える

周囲の人の幸せや楽しみのために、自分が犠牲になっている気分にすらなるのは、我ながら「かなりの重症」と思ってしまいます😅

仕事のゴタゴタを除けば、上司も決して嫌な人ではありません。良いところもたくさんあります。
こんな風に、腹たちまぎれに愚痴っている自分が嫌にもなります。けれど、こうでもしなければ、私は自分のストレスをどうにかしてやり過ごすことができません。

こんな風に考えず、手伝ってくれる周りの人に感謝して無事に仕事を進められる自分になりたいです。どうしたら、忙しくても穏やかに冷静に仕事を進められるのでしょうか?

ストレスいっぱいで追い詰められ、愚痴ばかり出てくるのも、そろそろ嫌になってきます。
頑張ってくれている同僚に、ついついイラっとしてしまう自分も最悪だなぁ、と思います。

きっと、私にとって今年は、人生の大きな「試練」の年なのかもしれません。どうしたら心を広く持って生きられるのか、どうしたら大きなストレスと上手く付き合うことができるのか、どうしたら周りの人に対していつも優しくいられるのか、そんな多くの課題があるのかもしれません。

これから先の人生を、上手に乗り切って生きていくために必要な事が、この1年に詰まっているかもしれません。

上手な手抜きの仕方と、いい具合の無責任感。
そんな風に考えたら、「そうそう、もうちょっといい加減に生きなさい」という声が聞こえたような気がしました。
それが、天国にいる母の声なのか、眠っている父の声かはわかりませんが……。

「もう少し気楽に生きよう」
遅ればせながら、今年の私のテーマが決まった気がします。ちょっと斜め上の目線で、エンジョイ・ストレス!

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シングル,仕事

Posted by Hana