ChatGTPを使ってみた 「3000円で1週間分の食材、何を買ったらいい?」
最近、よく話題になるChatGPT。AIが答えてくれるチャットなのですが、これが結構面白いです。
ChatGPTはWeb上で使えるのでアプリのインストールは不要で、メールアドレスと電話番号を登録するだけで使えます。(電話番号は登録時の認証コードの送信に使われます)
簡単な質問から、レポート的なもの、翻訳など、色々と使えます。ただ、AIの返した答えが必ず正しいわけではないので、場合によっては事実確認は必須かと思います。
さて、そんなChatGPTに『3000円で7食分の食料品を買いたい。栄養バランスも考慮し、何を買ったらよいか』と聞いてみました。
箇条書きされた丁寧な言葉で、それぞれの予算配分まで答えてくれました。違和感のない日本語で、一昔前の翻訳ソフトとは大違いです。

うーん、なるほど。私のいつもの買い物で、そう悪くはない感じです。
あざとい女風の回答をリクエスト
次に『あざとい女風』をリクエスト。
どう返ってくるかと待つこと少し。見事なあざとい女風文章に吹いてしまいました。ハートマークまでついています。

お金持ちのマダム風なら?
調子に乗って、今度はお金持ちのマダム風をリクエストしたら、爆笑レベル。涙出た。喧嘩売っとるんかーい!最後のハートマークがなんとも……。

そもそも、一流の食材やトリュフって3000円で買えるのかしら〜?カップラーメンの値段を知らない、政治家を彷彿させる回答です。
ChatGPT、政治家になりきってる?
気になるので、次は「お金持ちの政治家」をリクエストしてみました。お金持ちはやっぱり具体的な食材をあげられないっぽいです。庶民感覚を持ち合わせていない政治家には、3000円で1週間分の食材を買うなんて質問には答えられないのでしょう。質問の意図から微妙に外れた回答なのがやっぱり政治家っぽいです。

ついでに、カップラーメンの値段を知らなかった麻生太郎が本音どう答えるか聞いてみると

まあ、2008年に『カップラーメンは400円くらいじゃないの?』と答えて批判されたので、今は知っているってことなのでしょうか?
ついでに、コロナ禍にホテルで4000円の朝食をとっていた菅元総理だったらどう答えるか聞いてみると

アメリカ生まれの君は、彼が永田町の某ホテルにある「ORIGAMI」ってレストランで4000円超えの朝食会をして批判されていたことを知らんのだね……。
ってか、もう質問の答えになってないあたり。本人ならどう答えるかよりも秘書が回答している感じです。AIも政治家に忖度するのか、と思ってしまいました。
と言うより、AIは「この政治家ならこんな風に否定して論点をそらす」と判断している気もします。
政治家になりきっているのか、なかなか優秀です。
昭和の親父風で和む
政治家に疲れてきたので、気を取り直して昭和のオヤジ風をリクエスト。ちょっと和みます。

やっぱり庶民の場合は、具体的な食材やメニューの提案がでてきます。
最後に大阪のおばちゃん風をリクエストしました。

まだ大阪弁はマスターできてないみたいです。なんとか大阪弁っぽく努力してますが、「まだまだやな」です。
仕事でも活用してみたいChatGPT
くだらないネタで、遊び倒してしまいましたが、完全に別のキャラで返答しているあたり、面白いです。ノーマルな回答と政治家風以外には全部「あら、あら」「まあ」「おっと」なんて付いているので、1週間の食費としてはかなりチャレンジ予算なのかも知れません。
私の場合、調味料や雑貨・衛生用品なども含めて1週間4000~4500円で暮らしているので、毎日がチャレンジ予算です。毎回ちょっとだけ買うお菓子やアイスを止めればもっと節約できそうですが、ささやかな楽しみもないと疲れてしまいます。
それにしても、このままAIがどんどん優秀なっていくと「そのうち私の仕事もなくなるなぁ」なんて思ってしまいました。
私はそれほど複雑ではないphpでしか試していませんが、ChatGPTで作れちゃうのですよね……。ソースコードの美しさはともかく、一応ちゃんと動作するし。
コーディングのミスも見つけてくれるし。
もう簡単なプログラムはAIに作らせちゃおうか、と真面目に思います。仕事の単価や賃金は上がらないし、少しでも効率化しなきゃ、なんて。
ちょっとした英語のメールなんて、私のしょぼい語学力を絞り出して書かなくてもAIにやってもらったほうが早かったりします。
上手に使えば、役に立つし仕事が効率化できます。APIも公開されたし。
けれど、悪用されたら怖いよなぁ……、と不安にもなります。SF映画のようにAIに乗っ取られた世界とか。
なんて事を考えながら、ついついChat GPTで遊んでしまう日々です。