今日が一番若い日 10年前の私から感じること

その時私は30代だった

アヒルの川下り

先日、パソコンのデータを整理しようと思い立って、ずっと前に使っていたハードディスクの中身を確認して見ました。すると、そこには面白いものが保存されていました。まだ30代だった私が、当時、書いていたブログ記事のバックアップで、読み返してみると「今も昔も変わらないなぁ」と思ってしまいました。
そして、そこには40代突入を前に、ユウウツになっている私がいました。50代突入を前にしている今の私には10年前の私にツッコミを入れたくなる記事です。なんだか面白いので、10年前の記事を再現してみようと思います。

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今も昔もあまり変わっていない私

私が最初のブログを始めたのは、日本で「ブログ」が一般的になり始めたころでした。まだまだユーザーも少なく、基本的にブログをやっているのはパソコンオタクという時代だったと思います。当時の私のブログは、文体も内容も、案外アグレッシブ。
当時の文章そのまま、自分にツッコミを入れつつ載せてみます。

記事のタイトルは「四十路に向かうユウウツ」です😄

四十路に向かうユウウツ by 10年前の私

来年にはとうとう四十路に突入する私。
(介護保険がやってくる〜)
何だか、あっという間に30代が終わってしまう気がする。

今の私:40代もあっと言う間に終わっちゃうよ!😀

ただひたすら仕事をしてきたけれど、この先これでいいのか?
と思ってしまう。

今の私:40代も同じこと考えてるから大丈夫👍

結構な人数いたバツイチ友達も、このところ再婚したり、彼が出来たりで、なんとな〜く置いていかれた気分である。
けれどそれは、20代の頃の
『仕事もイマイチだし彼もいないし、友達は結婚したり彼が出来たり、私だけ置いていかれた!』
というのとはちょっと違う。
なんというか、もっと寂しさが漂ってしまうのだ。
若い頃は、焦りの先にも希望があったような気がするけれど、今のは『諦め』という気分が混じっている。

今の私:劇的な出会いと別れがあるからお楽しみにっ!うふふ

別に、人生を悲観する気もないし、1人で生きていく覚悟だってある。
1人でいるのが嫌いなワケでもない。(むしろ楽な気もするくらいだ)

ただ、私はこのままずーっと1人なのか
と思うと、ちょっと寂しくなってしまう。
(何だか、すごーく普通のことでナーバスかも)

恋愛や結婚という事に限って言えば、若かった頃は焦りこそあれ
まだ若かったから「まだこれから出会いがあるし」と思う事が出来た。
けれど、40代を目前にするとそんな風に考える事など出来ないのだ。

このまま1人で年をとっていく自分しか想像できないのである。

今の私:40代もまだ若い!しっかり覚悟は決まるから大丈夫!

もちろん楽しい事はあるし、仕事以外の楽しみだってある。
けれど、私には困った時に相談できる人がいない。
独立して仕事をしているのだから仕方が無いけれど、
本当に困った時に誰に相談すればいいのか?
と思ってしまう。

頼る人もいないしなぁ。
親に相談なんて、心配するからできないし。

そんな事を思っているうちに、
結局、自分でどうにも出来ない事を他人が解決できるはずもないし、頼りになるのは自分だけ
という結論に達してしまう。

今の私:そうそう、その通り!

周りの人は、私にいつもこう言う。

いつも自信たっぷりだね。
いつも人生楽しそうでいいね。
儲かってるでしょ?

実際は違うのに。
別に自信があるわけじゃないし、人生楽しい事ばっかりじゃないし、そんなに儲かってもいない。
こんな風に見られるから、相談を持ちかけられる事はあっても相談は出来ない。

1人で立派に自立していそう、
と言われてやっぱり縁遠い。(がっくり)

……というか、出会いがない。

今の私:うーん、これから出会いはあるのだけど、その結果はなんとも……😅

ちょっといいなぁ、と思う人がいても、その人には既に決まった人がいたり。
私には興味もない様子。
(再びがっくり)

このところ、忙しい割りに経費ばかりかかって、外注費を払うと殆ど手元に残らないような仕事ばかりしているから、ナーバスになっているのかもしれない。

出会いを求めるよりも、自分の仕事のやり方を考え直す方が賢明かなぁ、と思う。
出会いがあっても、それで生活が成り立つわけでもないし売り上げが上がるわけでもないし。

今の私:そうそう、そのまんま仕事き突き進めばよかったね……😅

今年は、また真剣に新しいビジネスを考えてみるか〜。
一昨年コケてから何もしてなかったしなぁ。

ああ、がんばれ私!

今の私:ずっと頑張ってるよ✨

今この瞬間が一番若い

昔の自分の文章を読むのは、なかなか面白いのですが、考えている事は今も昔も基本的に変わらないなぁ、と思いました。この後に起こる元夫との離婚劇を想像すらできない私に、「このまま仕事に突き進め!」と言ってしまいたくなります。

10年前の私は、今の私と同じ様に悩んだりしながら「頑張るしかない」と生きていましたが、今よりもずっとアグレッシブで尖っていた気がします。文体からもそれが分かるのが面白いところです。きっと、その後にやってくる結婚・離婚という出来事が私を変えて行ったのではないかと思います。

まさに、人生いろいろ、と言った感じです。「もう若くはない」と嘆いている私。今の私から見れば「まだまだ若いのになにを落ち込んでいるんだか」と思います。きっと、10年後の私が今の私のブログを見たら、同じ様なことを思うのかもしれません。結局のところ「今、この瞬間の自分」が一番若いのです。

今できることを精一杯する、それが後悔しない生き方ではないかと思います。

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人生

Posted by Hana